【人生最高レストラン】本木雅弘おすすめ!京都「yatono」呑める八百屋の魅力とは

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「呑める八百屋」が京都にある。本木雅弘さんが愛する「yatono」という場所

2026年6月6日放送のTBS系「人生最高レストラン」。この夜のゲストは、俳優・本木雅弘さんでした。今年60歳の節目を迎え、映画「黒牢城」でも話題を集める”異次元の60歳”が、自らのお気に入りとして紹介したのが、京都二条城北にある小さなお店「yatono(やとの)」です。

呑める八百屋」という、ちょっと不思議なキャッチフレーズを持つこのお店。いったいどんなところなのか、番組でも大きな注目を集めました。今回は、そんな「yatono」の魅力をたっぷりとご紹介します。

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「yatono」ってどんなお店?

こばみつさんの写真 (食べログ)

京都市上京区、二条城の北側にひっそりと佇む「yatono」。外から見ると、ガレージを改装したような、どこか懐かしい雰囲気の小さな店構えです。店内に入ると、木箱や天然素材のザルに新鮮な野菜や果物がずらりと並んでいます。それだけ見ればおしゃれな八百屋さんなのですが、目を向けるとカウンターとテーブルが設えてあります。

そう、「yatono」は野菜を売るだけでなく、その場で食べて飲むこともできるお店なのです。「呑める八百屋」とはまさにこのことで、八百屋でありながら、夕暮れどきには居酒屋のような温かな空気が漂う、ほかにはない一軒です。

店主の岡崎紗野さんはこう語っています。

「野菜を買って、食べて飲んで。居合わせた人同士が自然に盛り上がる」

普通の飲食店は「食べておしまい」。でも「yatono」では、おいしい野菜を買って、家に持ち帰って自分で調理することも大切にしています。飲食も販売も、どちらも等しくこの店の”かたち”なのです。

 

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店名に込められた意味とは

「yatono」という店名には、ていねいな思いが込められています。

『野(や)』と『野(の)』、それぞれに「広々とした田畑」「自然のままの」という意味があります。この二つの「野」を大切にした場所として、店名が生まれました。

大地の恵みをそのまま届けたい、自然と人をつなぎたい——そんな岡崎さんの哲学が、シンプルな二文字に凝縮されています。

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店主・岡崎紗野さんのこと

「yatono」を一人で切り盛りするのは、高知県出身の岡崎紗野(さや)さんです。

大学進学で京都へ移り、卒業後は人気アパレルブランド「トゥモローランド」の百貨店販売員として働いていた岡崎さん。しかし30歳を前に、ゆったりした時間の流れに惹かれて沖縄へ移住します。宮古島のホテルに就職しましたが、コロナ禍による休業が続きました。

岡崎さん自身は、この時期を「人生の夏休み」と表現しています。地元の市場で食材を仕入れ、料理を作っては寮の同僚に振る舞う毎日。そこに深い喜びを見つけた岡崎さんは、「日常の延長線にある仕事を始めたい」と心に決めます。

毎月沖縄から京都に通いながら物件を探し、資金の融資を申請し、着々と準備を重ねて、2021年、「yatono」を開店しました。京都を選んだ理由は、故郷の高知の次に慣れ親しんだ土地で、「会いたい人にすぐに会える距離感」を大切にしたかったから。

一人で始めた小さな八百屋は、今では地域になくてはならない場所になっています。

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野菜の仕入れ先は、故郷・高知から

「yatono」の野菜は、主に岡崎さんの故郷である高知県から届けられます。

いつしか「自分の根っこにある故郷のものを大切にしたい」と思うようになったという岡崎さん。だから仕入れ先は主に高知から、そこに京都の地物野菜も少し加えるかたちをとっています。

高知は野菜の産地として知られ、太陽をいっぱいに浴びた力強い野菜が育ちます。大都市のスーパーではなかなか出会えない、個性豊かな野菜たちが「yatono」には並んでいます。使ったことのない食材に出会っても心配いりません。調理の仕方を岡崎さんに教えてもらえるので、「試しに買ってみようかな」という気持ちになれるのも、このお店の大きな魅力のひとつです。

メニューはシンプル、でも滋味深い

こばみつさんの写真 (食べログ)

黒板には、その日の品書きが並びます。野菜を中心にしながら、肉や魚介類を使ったアテも用意されています。

目玉のひとつが「おまかせ盛り」(1,500円)。その日に仕入れた食材で作る手作りのお惣菜が盛り合わせになっています。岡崎さんのレシピはシンプルなものばかりですが、素材の力が十分に引き出されていて、食べるほどに野菜のおいしさが体にしみわたります。

ドリンクは自家製シロップで作るサワーが評判です。旬のフルーツや野菜を使ったシロップは、化学的な甘みとは一線を画す、体にやさしい味わい。野菜をアテにゆっくり一杯——というこの店ならではのひとときを演出してくれます。

季節ごとのメニューも楽しみの一つです。夏になれば手作りのかき氷が登場し、近所の子どもたちが集まります。冬にはおでんが温かく出迎えてくれます。食材の旬に寄り添うかたちで、メニューは常に少しずつ変わっていきます。

お惣菜はテイクアウトにも対応しているので、「食べていく時間はないけれど、今夜のおかずが欲しい」というニーズにも応えてくれます。

「飲める八百屋」が生む、特別な空気感

「yatono」に足を踏み入れてまず感じるのは、どこかほっとするような、なんとも言えない居心地のよさです。

カウンターに座れば、見知らぬお客さんと自然に会話が始まります。ご近所さんが井戸端会議をしていたかと思えば、小学生が学校帰りに立ち寄り、夜には大人たちが野菜をアテに静かに杯を傾ける。世代を超えた人たちが行き交う、かつての街角の商店のような雰囲気があります。

岡崎さんが「自分の日常にこの店を組み込んでくれる人に、ふらっと立ち寄ってほしい」と語るように、「yatono」は観光スポットではなく、日常の一部として根付いた場所を目指しています。わざわざ遠くから来るお店ではなく、気がついたら通いたくなるお店。それが岡崎さんの描く「新しい八百屋」の姿です。

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本木雅弘さんが愛するわけ

俳優・本木雅弘さんといえば、「おくりびと」でアカデミー賞外国語映画賞を受賞した作品への出演や、「黒牢城」での迫真の演技で知られ、今なお第一線を走る実力派俳優です。還暦を迎えてなお「異次元の60歳」と称されるほど唯一無二の存在感を放つ本木さんが、長年にわたって京都に縁を持ち続けてきたことはよく知られています。

「yatono」のような、飾らない素材のおいしさと人のつながりを大切にするお店は、本木さんのライフスタイルや美学とどこか響き合うものがあるのかもしれません。主張しすぎず、でも確かな芯を持つ——そんな「yatono」の佇まいは、本木さんが長年体現してきた生き方とどこか重なって見えます。

地域に根ざした、小さくて大切な場所

「yatono」が大切にしているのは、かつてどの街角にもあった小さな商店のかたちです。

お客さんと店主が顔見知りになり、おいしいものや季節の話題で自然に笑いが起きる。野菜を通じて自然と人がつながり、食べることで生きることが豊かになる。そんな理念を、岡崎さんは一人で、毎日コツコツと積み重ねています。

「この店に欲しいものが全部揃っているから、ストレスがなくなった」という岡崎さんの言葉には、仕事への誇りと、お客さんへの愛情が滲んでいます。

京都を訪れる機会があれば、二条城の北、少し路地に入ったところにある「yatono」に立ち寄ってみてください。新鮮な野菜を手に取り、カウンターで一杯——それだけで、この街の空気がもう少し深く感じられるはずです。

店舗情報

項目 詳細
店名 yatono(やとの)
ジャンル 八百屋・惣菜・飲食(呑める八百屋)
住所 京都市上京区主税町1090-2
最寄りバス停 千本旧二条、千本丸太町
営業時間 17:00〜21:00
定休日 月曜・不定休
Instagram @yatono_kyoto

※営業時間・定休日は変更になる場合があります。訪問前にInstagramなどでご確認ください。

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