「食べ残し9割減」の給食を作る男・松丸奨さんとは何者?『情熱大陸』密着
2026年6月28日放送の『情熱大陸』に、学校給食の栄養士・松丸奨(まつまる すすむ)さんが登場します。放送回のテーマは「食べ残し9割減!給食が作る子どもたちの未来」。テレビでたびたび「イケメン栄養士」として紹介されてきた松丸さんですが、その正体は、人生のほとんどを給食づくりに捧げてきた筋金入りの“給食ひとすじ”な人でした。
今回はその経歴や学歴、話題の給食レシピ、著作までをまとめてご紹介します。
プロフィールと経歴
松丸奨さんは1983年生まれ、千葉県出身の管理栄養士です。子どもたちの心と体の成長を支える給食の現場で、長年活躍してきました。
意外なことに、松丸さんが栄養士を志したきっかけは「給食が苦手だったから」でした。小学校低学年の頃までは野菜も魚も食べられず、好き嫌いが激しく、身長も低く、一年中風邪をひいているようなひ弱な子どもだったといいます。
そんな松丸少年を変えたのが、当時の給食の先生のひと言でした。「ひと口でいいから食べてみて。給食には松丸君のためになる栄養が入っているから、いいことが起きるよ」——そう励まされ、少しずつ食べられるようになると、できなかった運動ができるようになり、体も丈夫になっていったそうです。
高校3年の進路選びの際、担任から「自分が一番好きなものを仕事にするのは素敵なことだよ」と言われ、学校給食の栄養士になる道を選びました。
そして大人になった松丸さんは、東京都内の公立小学校で給食を作り続けます。男性栄養士として初めて「全国学校給食甲子園」で優勝したのは2013年のことでした。
学歴と、今も続く“学び”
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松丸さんは高校卒業後、華学園栄養専門学校に進学し、栄養士としての基礎を学びました。専門学校卒業後は、千葉県内の市立病院に5年間勤務し、病院食の献立作りなどに携わりました。
その後、2008年から東京都文京区の小学校で学校栄養士として勤務を始め、給食の献立作成や調理指導、食育の授業などを行っています。
注目したいのは、ベテランとなった今もなお学び続けている姿勢です。2021年から2023年にかけて放送大学で学び、2024年からは栄養学の大学院に進学しています。放送大学では児童心理を学んでおり、現場での実践と研究を両立させながら、子どもの好き嫌いを減らすための探究を続けているのです。資格も、管理栄養士・栄養教諭・調理師免許に加え、フードスタイリストなど多数を保有しています。
“日本一”を獲った全国学校給食甲子園
松丸さんの名を一躍有名にしたのが、全国学校給食甲子園での優勝でした。文京区立青柳小学校に在籍していた2013年、実際に提供されている給食の美味しさなどを競う「全国学校給食甲子園」(第8回・応募総数2266校)で優勝。これは東京都初、そして男性学校栄養士として初の快挙でした。翌年の第9回大会でも準優勝に輝いています。
その実力はメディアからも引っ張りだことなり、フジテレビ系ドラマ『Chef〜三ツ星の給食〜』(2016年)では給食の監修・調理指導を担当。『世界一受けたい授業』『マツコの知らない世界』『ホンマでっか!?TV』、TBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』など、出演は数え切れません。2017年からは台湾やフィリピンなど海外でも食育指導を行っています。
なお、謎解きクリエイターの松丸亮吾さんと苗字が同じことから「兄弟では?」と噂されますが、血縁関係はないとご本人が明言しています。
話題の「給食レシピ」と著作
松丸さんといえば、家庭でも作れる「給食レシピ」の発信者としても知られています。Instagramでは「忙しい親でも作れる“かっこいい給食レシピ”」をモットーに、手早く・簡単・健康的・ハイコスパなレシピを届けています。「だしをきかせて味覚を育てる」「とにかく野菜をたっぷりと」といった、現場で培ったこだわりが詰まっているのが特徴です。
著作も多彩です。レシピ本では『日本一の給食メシ 栄養満点3ステップ簡単レシピ100』(光文社)、『子どもがすくすく育つ 日本一の給食レシピ』(講談社)などがあり、ほかに『子どもがよろこぶ 野菜のおかずスープ』『ママと子の「ごはんの悩み」がなくなる本』などが並びます。
近年は読み物にも力を入れており、2023年には自身の歩みをつづったノンフィクション『給食が教えてくれたこと 「最高の献立」を作る、ぼくは学校栄養士』(くもん出版)を刊行。かつて「給食が大きらいだった」少年が日本一の栄養士になるまでを描き、ジェンダーギャップ、貧困、食品ロスといった社会問題にも踏み込んだ一冊です。さらに最新刊『給食の謎 日本人の食生活の礎を探る』(幻冬舎新書)では、給食という身近な世界の奥深さに迫っています。
結婚は?
「イケメン栄養士」として人気の松丸さんだけに結婚の有無も気になるところですが、現時点でご本人から結婚の発表や、家族に関する具体的な情報はありません。あくまで「学校給食の専門家」という職業人としての立場を第一に活動しており、プライベートはほとんど語られていないのが実情です。
おわりに
朝早くから学校に向かい、休日には農家を訪ねる——そんな日々を重ねながら、松丸さんが目指すのは「子どもたちの夢や未来をつくる給食」です。6月28日の『情熱大陸』では、食べ残しを9割も減らしたという驚きの取り組みを通して、一人の栄養士が給食にかける情熱に迫ります。放送をぜひお見逃しなく。

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