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皆さん、こんにちは!
筆者の好きな番組のひとつが、「人生の楽園」です。とても励まされる番組です。
案内人を務めるのは、菊池桃子さんと小木逸平アナウンサー(テレビ朝日)。穏やかで温かい番組の空気感が、視聴者に愛され続けている理由のひとつでしょう。
2026年6月6日(土)放送の『人生の楽園』(テレビ朝日系)には、三重県南伊勢町の小さな鯛料理食堂「寶鯛の食堂 日々(たからたいのしょくどう にちにち)」が登場します。
お伊勢参りの帰り道、リアスの海を眺めながら南へ向かって車を走らせると、入り組んだ入江の静かな漁村にたどり着きます。そこに、漁師夫婦が営む、ごくごくささやかな、でもとびきり豊かな食堂があります。週末だけ、完全予約制で開く「寶鯛の食堂 日々」——今回は、この食堂の物語と、その魅力をたっぷりとご紹介します。
三重県南伊勢町——伊勢神宮の南に広がる漁師の楽園
「寶鯛の食堂 日々」があるのは、三重県度会郡南伊勢町迫間浦(はさまうら)。伊勢神宮の南に位置し、伊勢志摩国立公園の南玄関にあたるこの町は、複雑に入り組んだリアス式海岸の五ヶ所湾を擁しています。
南伊勢町は海岸線の総延長が245キロメートル以上におよび、4つの湾を形成する豊かな漁場の土地です。漁獲量は三重県内トップを誇り、まぐろや真鯛の養殖が特に盛んです。迫間浦はその中でも鯛養殖の一大産地として知られており、国道260号線沿いには巨大な真鯛のモニュメントが立っているほど。
古来よりこの地の海の幸は、伊勢神宮のお食事「神饌(しんせん)」として献上されてきた歴史があり、万葉集には「御食国(みけつくに)」——朝廷に海産物を納める地——とも記されています。そんな神々にも愛されてきた海の恵みの地が、今回の舞台です。

番組情報より
大下水産——鯛一筋40年、二代目漁師の誇り

ここりりぃさんの写真(食べログ)
「寶鯛の食堂 日々」は、鯛養殖業「大下水産」が営む食堂です。二代目の大下弘和さんが鯛の養殖を担い、その奥さまが料理と食堂の切り盛りを担っています。
弘和さんは一度この町を出て伊勢で就職したものの、「やっぱり継ぐもんや」という気持ちを胸に、3年ほどで故郷の迫間浦へ戻ってきました。以来、鯛一筋40年。「よそのことはよう知らんけど、いろんな人が大下さんとこの鯛は一番おいしいっていうてくれる、それは素直に嬉しいです」という言葉には、長年の誇りと自信がにじみ出ています。
大下水産の養殖イカダは、迫間浦の港から「大宝丸」と名付けた船で15分ほど進んだ五ヶ所湾の沖合に浮かんでいます。10メートル四方、水深8メートルのイカダで、稚魚から出荷まで2年半から3年かけて手塩にかけて育てます。毎朝の餌やりから始まる仕事は「漁業というよりは農業に近い」と弘和さん自身が語るほど、きめ細かな世話が続きます。気候や季節、鯛の機嫌によって餌の配合や量を調整するなど、まさに職人の仕事です。
そんな養殖場では最近、街で料理人として腕を磨いていた息子さんも帰郷し、一緒に働くようになりました。かつては「退屈で窮屈な場所」と感じていたという息子さんが、今は「こんなにええところはない。一度離れたからこそ気づける魅力や面白さがいっぱいある」と言うのだそうです。親子三世代で鯛と向き合う、暖かな日々が南伊勢の海辺に流れています。
また、「寶鯛(たからたい)」という名前は、「貴重で価値のあるもの。大切なもの。」という想いと、大切な船「大宝丸」にちなんで名付けた大下水産の商標登録名です。その鯛は2012年(平成24年)に伊勢神宮外宮へ奉納されたという、誇らしい歴史も持っています。
「寶鯛の食堂 日々」誕生のきっかけ——”うちの日常”を食べてもらいたい
食堂が生まれたのは、ごくシンプルな動機からでした。
「夫が朝、海から揚げてきた鯛を捌いて食べる。この私たちにとってはごく自然な昼食を、たまに街から来た人に食べてもらうと、目と鼻をまるくして、うまい、うまいと感動してくださるその姿が嬉しくて、食堂をはじめてみることにしました」——そう、食堂のウェブサイトには記されています。
自宅の一角を改装してひっそりと始まった「寶鯛の食堂 日々」。「ここまで足をお運びいただく方々に、いい時間を過ごしていただけたなら、これほど嬉しいことはありません」という言葉のとおり、わざわざ訪れてくれるお客様ひとりひとりを大切にする食堂です。
看板メニュー「寶鯛定食」——朝どれの鯛が一皿に
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この食堂の看板は、なんといっても「寶鯛定食(鯛のお刺身定食)」です。価格は2,500円(デザート付き)。土日限定、2部制(11時30分~/13時00分~)で提供されています。
その内容は、季節や月によって変わりますが、現在(2026年5月・6月)は以下のような内容です。
- 朝どれの新鮮な鯛のお刺身と、熟成させた鯛のお刺身
- 炙り鯛の薬味寿司
- 鯛のかぶと煮(お頭の煮つけ)
- 副菜(里芋団子の餡かけなど)
- 紫蘇の実入り鯛めし
- アオサの味噌汁
- 自家製漬物
- デザート
その日の朝に弘和さんが海から引き揚げ、神経締めを施したうえで丁寧に捌いた鯛だけを使用します。さっと皮を炙ることで、皮と身の脂が香ばしく仕上がる炙り寿司、朝どれの刺身の鮮烈な旨み、じっくり煮込んだかぶと煮の濃厚なコク——それぞれの料理が、一尾の鯛のさまざまな魅力を引き出しています。

momoprinさんの写真(食べログ)お茶漬け定食
料理を担うのは奥さまと息子さん、そして助っ人の妹さん。「昨日あったこと、美味しかったもらいもののこと、旬のレシピやこれからのことを、いつものように何気なく話しつつ、食べていただく方の顔を思い浮かべながら丁寧に仕込みを行います」という食堂の言葉が、料理の温かさをそのまま物語っています。
平日はテイクアウトも——炙り鯛の薬味寿司
食堂の営業日(土日)には、テイクアウトも用意されています。「炙り鯛の薬味寿司」(1,500円)は、11時または15時のお渡しで、2日前までの予約が必要です。
料亭でしか出てこないような繊細な一品を、リアスの海辺で気軽にいただける贅沢——これもこの食堂ならではの魅力です。
道中の楽しみも——リアスの絶景ドライブ
「寶鯛の食堂 日々」へのアクセスは、基本的にマイカーまたはレンタカーでのドライブになります。伊勢神宮からサニーロードを南下し、国道260号線を走ると、五ヶ所湾の美しいリアス海岸が車窓に広がります。
入り組んだ入江と緑の山が織りなす風景は、伊勢志摩国立公園の南エリアならではのもの。南伊勢町には7か所の展望台があり、特に「見江島展望台」は星空観察スポットとしても知られています。お伊勢参りのあと、少し足を伸ばして南伊勢の自然に触れる旅——食堂自身も「道中、リアスの海を眺めながらのドライブも楽しんでいただけるはずです」とすすめています。
お客様の「また来ます」が、日々の支え
食堂のウェブサイトには、こんな言葉が綴られています。
「『美味しい』の声が聞こえると、私たちはようやく、ほっと胸を撫で下ろすことができます。『ありがとう。ご馳走様』、『わざわざ来たかいがあった』、『また、来ます』——かけていただく言葉に、いつも救われる日々です」
完全予約制の小さな食堂に、わざわざ遠方から足を運ぶお客さま。「美味しかった」「また来ます」というその一言が、翌朝また海に出る力になる——生産者と食べる人が、こんなにも近く結びついている食堂は、きっと珍しいはずです。
大下水産のオンラインショップにも「うちは長くお付き合いさせていただいているお客さんが多いのが特徴です」とあるとおり、その温かな関係は食堂にも息づいています。
予約・アクセスについて
食堂は完全予約制(2日前まで)です。インスタグラムで空き状況を確認してから、お電話またはLINEにてご予約ください。席数に限りがあるため、早めの予約が安心です。『人生の楽園』放送後は、問い合わせが急増することも予想されます。ご予定の方はお早めにどうぞ。
まとめ——「めでたい」を食べに、南伊勢へ
「鯛(たい)」は「めでたい」の語呂合わせで、古くから日本人の晴れの席に欠かせない魚です。その鯛を、養殖から料理まで一貫して愛情こめて手がける家族が、三重県の静かな漁村で小さな食堂を営んでいます。
リアスの海風に吹かれながら、朝どれの鯛を味わう。その一皿には、早朝から海に出た漁師の仕事と、台所で食べる人の顔を思い浮かべながら仕込む料理人の心が詰まっています。
『人生の楽園』2026年6月6日放送回——ぜひテレビの前でご覧になってから、南伊勢の旅を計画してみてください。きっと「わざわざ来た甲斐があった」と思える一日になるはずです。
店舗情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 店名 | 寶鯛の食堂 日々(たからたいのしょくどう にちにち) |
| 住所 | 三重県度会郡南伊勢町迫間浦1188-19 |
| 電話 | 090-7850-7557 |
| 営業日 | 土・日曜日(ランチのみ) |
| 営業時間 | 2部制 11:30〜/13:00〜 |
| 定休日 | 月〜金曜日 |
| 予約 | 完全予約制(2日前まで) |
| 予約方法 | 電話・LINE・Instagram・コンタクトフォームより |
| 看板メニュー | 鯛のお刺身定食(寶鯛定食)2,500円(デザート付) |
| テイクアウト | 炙り鯛の薬味寿司 1,500円(食堂営業日のみ・要予約) |
| SNS | Instagram:@takarataishokudou_nichinichi |
| 公式サイト | https://nichinichi.base.ec/ |
| 関連(大下水産) | https://www.oshitasuisan.com/ |
| アクセス | 伊勢自動車道「玉城IC」より車で約30分。サニーロード終点から右折、国道260号線を南下。 |
※メニュー内容・価格は季節により変わる場合があります。お訪問前にSNSまたはお電話でご確認ください。
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