朝日放送テレビの夕方の情報番組「newsおかえり」の人気コーナー「人情食堂」。2026年6月22日の放送では、平均年齢70歳の“ばあば”たちが心を込めて握るおむすびと、具だくさんの豚汁が特集されます。取り上げられたのは、和歌山県初のパートナーシップ店として、田辺市紺屋町にオープンした「紺屋町 街仲食堂 by ジーバーFOOD」。2026年4月22日に産声を上げました。
このグループ、ここ最近テレビでよく見かけるようになりましたね。実は今、全国で店舗数がぐんぐん増えている注目の食堂なのです。「そもそも街仲食堂 by ジーバーFOODって、いったい何のお店?」という方も多いのではないでしょうか。今回は、この心温まる食堂の正体と、人気の理由をたっぷりご紹介していきます。
そもそも「ジーバーFOOD」とは?シニアが主役の食事業
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田辺市だけでなく、明石にもオープンしていますよ(上記)
「街仲食堂」を理解するには、まずその土台となっている「ジーバーFOOD」という事業を知る必要があります。
「ジーバーFOOD」とは、宮城県富谷市に本社を置く株式会社ジーバー(代表取締役:永野健太氏)が手がける、シニアが食の作り手となって活躍する事業です。スタートは2022年11月。シニア世代が持つ知恵や経験、そして長年磨いてきた“家庭の味”を生かして、地域に心温まる豊かな食体験を届けていくことを目的としています。
「ジーバー」という社名は、おじいちゃん・おばあちゃんを親しみを込めて呼ぶ「じいば(爺婆)」に由来していると考えられ、まさにシニアが主役という会社の理念を表しています。
事業のスタートから現在まで、累計351名(2026年4月時点)ものシニアが参加してきました。単なる「高齢者の働き口」ではなく、シニア一人ひとりが「生きがい」を感じながら、地域でいきいきと活躍できる仕組みづくりを目指しているところが大きな特徴です。会社では、こうしたシニアを“シニアプレイヤー”と呼び、地域の主役として位置づけています。
「実家のような温かさ」が評判の街仲食堂モデル

番組より
このジーバーFOODの運営ノウハウを一つの形に結実させたのが、「街仲食堂 by ジーバーFOOD」です。
第一号店は、2024年10月に本社のある宮城県富谷市でスタートしました。地元のシニアが手作りする家庭的な料理は、「まるで実家のような温かさ」と地域で評判を呼びます。おにぎりや豚汁といった、誰もがどこか懐かしさを感じる素朴なメニューが、訪れる人の心をほっとさせるのですね。
この成功を受けて、株式会社ジーバーは2025年3月から「街仲食堂モデル」の全国展開を本格化させました。掲げる目標は、なんと全国1,889市区町村への展開。日本の市区町村のほぼすべてに広げていこうという、壮大なビジョンです。
展開の方法は、各地域の企業と組む「パートナーシップ方式」。ジーバーが食堂運営のノウハウ提供や人材育成で伴走し、地元の企業が事業の主体を担う形です。地域に根ざした企業と手を組むことで、その土地ならではの食材や人とのつながりを生かした食堂が生まれます。
その勢いは目覚ましく、すでにパートナーシップによる展開が確定している地域は全国71地域にのぼります。北海道から東北、関東、中部、近畿、中国・四国、九州まで、まさに全国各地で順次オープンが進んでいるのです。テレビで見かける機会が増えているのも、こうした急速な店舗拡大が背景にあるわけですね。
現在展開中の主な拠点には、宮城県(富谷市・仙台市)をはじめ、岩手県盛岡市、山梨県甲府市、岐阜県岐阜市、北海道札幌市、和歌山県田辺市、そして今回の兵庫県明石市などがあります。近畿圏では、和歌山に続いて明石が2店舗目の出店となりました。
高齢者が働く「街仲食堂」80歳女性も!
今回取り上げられたお店も、高齢者が働いていて、まるで実家に帰ってきた感じ。
テレビにも出ていましたが、最高齢は80歳の女性。募集には50人ほども応募があったそうですけど。
「おしゃべりだいすきやから、楽しいです」(80歳女性)と、笑顔で話していましたね。
さらに67歳スタッフは「60歳過ぎたら、働き口がないけど、ここはいいですよ」だって。
つまりこの食堂は、単なる飲食店ではありません。シニアが活躍する場であり、地域の人が集う交流拠点であり、高齢者雇用ともつながった「まちづくり」の現場でもあるのです。
こだわりのメニューは“一汁一菜定食”おむすびもに人気
街仲食堂のメニューは、とてもシンプルで潔いものです。基本は、おむすびを主役にした一汁一菜定食。厳選食材を活かし、シニア世代の知恵と愛情がたっぷり込められています。

最大の魅力は、なんといっても注文を受けてから一つひとつ丁寧に握る、できたてのおむすびです。あらかじめ握り置きされたものではなく、その場で握ってくれるからこそ味わえる、ふっくらとした温かさがあります。セットには、地元の野菜をふんだんに使った具だくさんの豚汁と香の物が付いてきます。寒い日にも、ほっと体が温まる組み合わせですね。
価格は良心的で、おむすびは、鮭・漬け卵黄・ネギ味噌など9種類。250円~300円。豚汁付きのおむすび1個セット660円。なんとも美味しそうです!

平均年齢70歳の“ばあば”たちが、まるで自分の孫におにぎりを握ってあげるように、心を込めて作る一品。その家庭的な味と温もりは、効率を追い求めた外食チェーンでは決して出せない、唯一無二の魅力と言えるでしょう。
なぜ今、これほど流行るのか
おむすびと豚汁という、これ以上ないほどシンプルなメニュー。それでも全国で店舗が増え続け、テレビでも次々と特集されるのには、ちゃんとした理由があります。
ひとつは、超高齢社会という今の日本にぴったり合っているという点です。元気なシニアが「生きがい」を持って働ける場を生み出すことは、本人にとっても、社会にとっても大きな意味を持ちます。長年培ってきた料理の腕を発揮できる場所があることは、何よりの喜びにつながるでしょう。
もうひとつは、その味の確かさです。ばあばたちが手間ひまかけて作る家庭の味は、多くの人が心のどこかで求めている「懐かしい美味しさ」そのもの。実家に帰ったような安心感を、お手頃な値段で味わえるのですから、人気が出るのも納得です。
そして、地域コミュニティの拠点になっているという点も見逃せません。多世代が交流し、福祉ともつながったこの仕組みは、これからの地域社会のひとつのモデルケースとして注目されています。
田辺市を訪れた際は、「街仲食堂 by ジーバーFOOD」に立ち寄って、ばあばたちが握る心温まるおむすびを味わってみてはいかがでしょうか。
■店舗概要
● 店名:紺屋町 街仲食堂 by ジーバーFOOD
● オープン日:2026年04月22日(水)
● 所在地:〒646-0043 和歌山県田辺市紺屋町2-2
● 営業時間:11:00〜14:00
● 定休日:土曜・日曜・祝日
● Instagram:@gbfood_konyamachi


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