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2026年9月17日放送のテレビ東京系「タクシー運転手さん 一番うまい店に連れてって!(タクうま)」では、長野県の阿智村が登場しました。
阿智村といえば、「日本一の星空」で知られる南信州の人気観光地です。昼神温泉もあり、自然豊かな山里には、わざわざ足を運んででも食べたくなる“秘境グルメ”が点在しています。
そんな中でも気になったのが、阿智村で長年愛されてきた「南国飯店」です。
番組に登場したのは、信州ポークを豪快にのせた「チャーシュー麺」1250円。丼を覆うようなチャーシューは見るからにボリューム満点です。
いったい「南国飯店」とはどんなお店なのでしょうか。
歴史を調べてみると、阿智村とともに歩んできた、実に味わい深い町中華でした。
「日本一の星空」で知られる長野県阿智村
阿智村は長野県南部、下伊那郡に位置する山あいの村です。
人口は2026年9月1日現在で5805人。昼神温泉をはじめ、花桃、高原の風景など、豊かな自然に恵まれています。(あち町公式サイト)
そして、今や全国的に知られているのが「星空」です。
阿智村公式サイトによると、2006年度に環境省が行った全国星空継続観察で、阿智村の銀河もみじ平キャンプ場が「星が最も輝いている場所」の第1位に認定されました。
現在は「天空の楽園 ナイトツアー」なども開催され、満天の星を目当てに多くの観光客が訪れています。昼神温泉に泊まり、夜は星空を楽しむという旅行プランも人気です。(昼神温泉)
しかし阿智村の魅力は、星空や温泉だけではありません。
山間部ならではの素朴な料理や、地元で何十年も営業を続ける食堂など、味わい深いグルメが残っています。
その代表格のひとつが「南国飯店」です。
南国飯店は約40年前から続く阿智村の町中華

南国飯店は、国道沿いに建つ昔ながらの中華料理店です。
ラーメンを中心に、チャーハン、丼、餃子、定食などがそろう、いわゆる“町中華”。
しかし、その歴史をたどってみるとなかなか興味深いものがあります。
阿智村公式サイトに掲載された店主・下原大介さんの紹介によると、南国飯店が開店したのは約40年前。大介さんの父親は東京のホテルで料理人として働いていました。
地元へ戻って店を開くきっかけのひとつになったのが、なんと恵那山トンネルです。
当時、恵那山トンネルの工事関係者が食事をする場所が少ないという声を聞き、父親が帰郷して南国飯店を開店。それ以来、地元の人々に親しまれる中華料理店として営業を続けてきました。
高速道路を走っていると何気なく通過してしまう恵那山トンネルですが、その建設時代の歴史と南国飯店がつながっているというのは面白いですね。
父から息子へ受け継がれた南国飯店
南国飯店は現在、二代目となる下原大介さんが店を守っています。
大介さんは最初から料理人だったわけではありません。
飯田市内の光学系企業に10年以上勤めていた会社員でした。
ところが、父親が体調を崩し、店を閉めようとしたことが転機になります。
長年地域で愛されてきた店がなくなってしまう。それを惜しいと感じた大介さんは会社員を辞め、店を継ぐことを決意しました。
興味深いのは、二代目になったからといって料理を大きく変えていないことです。
大介さんは阿智村の取材で、この店の味を求める人がいる限り、大きく変えるつもりはないという趣旨の話をしています。
新しい店を作るのではなく、地元で親しまれてきた味を守る。
南国飯店の魅力は、そんなところにもありそうです。
名物は信州ポークの豪快「チャーシュー麺」1250円

南国飯店の看板メニューが「チャーシュー麺」です。
2026年9月17日の「タクうま」でも紹介されました。
番組で紹介された価格は1250円。

なんといっても目を引くのが、丼いっぱいにのせられたチャーシューです。

使用しているのは信州ポーク。以前からの口コミでも、チャーシューには信州ポークのバラ肉を使い、肉厚でジューシーだと評価されています。(食べログ)
脂身と赤身のバランスがよく、噛めば豚肉の旨みが広がるタイプ。昔ながらの醤油ラーメンとの組み合わせですから、これは間違いなく食欲をそそります。
そして南国飯店のチャーシュー麺は、肉だけが主役ではありません。
創業以来変わらない鶏ガラと野菜のスープ
チャーシュー麺を支えているのがスープです。
阿智村公式サイトによると、南国飯店では創業以来、鶏ガラと野菜を使ったあっさりしたスープを受け継いでいます。
「飽きのこない味」が特徴で、こってり系ラーメンとは対照的です。
口コミでも、醤油ラーメンについて「鶏ガラの昔ながらの中華そば」と評価する声があります。
豪快なチャーシューが何枚ものっていても、スープが比較的あっさりしているため、重たくなりすぎないのでしょう。
麺は縮れのあるタイプで、醤油スープによく絡むとの口コミもあります。
昔ながらの鶏ガラスープ、縮れ麺、そして信州ポーク。
派手な創作ラーメンとは違いますが、長年食べ続けたくなる組み合わせです。
スタミナラーメンやチャーハン、餃子も人気
南国飯店はラーメン専門店というより、メニュー豊富な町中華です。
ラーメンのほか、チャーハンや麻婆丼、中華丼、各種定食、餃子などがあります。
口コミでよく名前が挙がっているのが「スタミナラーメン」。
2025年時点の投稿では980円で提供されており、とろみのある優しい味わいが特徴とされています。(Yahoo!マップ)
また、チャーハンを高く評価する口コミもあり、ラーメンと一緒に食べたくなります。
焼き餃子も人気。野菜を感じる餡の餃子で、ラーメン+餃子+ライスという王道の組み合わせも楽しめます。
麻婆定食などの定食類もあるため、近所の人が「今日は南国飯店で昼飯にしよう」と日常的に使えるお店なのでしょう。
観光客向けに作られたグルメ店ではなく、地元の人たちが普通に通う店というところも魅力です。
口コミでは「昭和の町中華」「地元客で満席」の声
口コミを見ていると、南国飯店の雰囲気がよく分かります。
目立つのは、
「昔ながらの町中華」
「地元の人で賑わっている」
「ランチ時には満席」
「鶏ガラスープがおいしい」
「チャーシューが肉厚」
「チャーハンがおいしい」
といった内容です。
昼神温泉から車で数分という立地なので、観光途中に利用する人もいます。
星空ナイトツアーへ向かう前に南国飯店で夕食を食べたという口コミもありました。
昼間は温泉や観光を楽しみ、夕方に昔ながらの町中華でラーメンを食べ、夜は満天の星を見る。
阿智村旅行なら、こんな過ごし方も面白そうですね。
「タクうま」で注目!阿智村で食べたい歴史ある一杯
「タクうま」に登場した南国飯店。
信州ポークを豪快にのせたチャーシュー麺はもちろん魅力的ですが、調べてみると、それ以上に印象に残るのが店の歴史でした。
約40年前、恵那山トンネルの工事関係者らが食事できる場所を、というところから始まった店。
東京のホテルで働いた料理人だった父から、会社員を辞めて店を守ることを選んだ息子へ。
そして今も、創業以来の鶏ガラと野菜のスープが受け継がれています。
星空や昼神温泉で阿智村を訪れるなら、ちょっと足を延ばして立ち寄ってみたくなるお店です。
満天の星と温泉、そして信州ポークたっぷりのチャーシュー麺。
「秘境グルメ」という言葉がよく似合う一杯ではないでしょうか。

他にもいろんなお店が紹介されました!
南国飯店 店舗情報
店名: 南国飯店
住所: 長野県下伊那郡阿智村駒場1502-2
電話: 0265-43-2283
営業時間: 昼10:30~14:00、夜17:00~20:30
定休日: 水曜日
駐車場: あり
アクセス: 中央自動車道・飯田山本ICから昼神温泉方面へ約4km、昼神温泉郷から飯田方面へ約2km。路線バスは「曽山入口」停留所すぐ。(~南国飯店~ 阿智村)
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