【ケンミンショー極】日本一の鮎王国・岐阜!塩焼きがレベル違いの理由とは?絶品鮎飯とおすすめ名店も紹介

鮎の塩焼き炭火でじっくり 川口やな今季営業開始、岐阜・揖斐川町 | 岐阜新聞デジタル
「日本一!あゆ王国岐阜、レベチ塩焼き&マル秘ご飯」
鮎の塩焼きがレベル違い? いったい、どれほど美味しいのでしょうか。
筆者は渓流釣りが趣味で、鮎の塩焼きも大好きです。岐阜県には何度か訪れたことがありますが、目的は鮎ではなく、岩魚釣りでした。
渓流で釣った岩魚を塩焼きにして食べるのも格別ですが、鮎には鮎ならではの美味しさがあります。とくに、あの独特の香りがたまりません。
そこで今回は、番組でも紹介される鮎王国・岐阜県に注目。なぜ岐阜の鮎は日本一と呼ばれるのか、塩焼きの美味しさの秘密、珍しい鮎料理、さらに一度は訪れたい鮎料理の名店まで、公開情報をもとに詳しくご紹介します。
※この記事は独自にまとめたものです。番組で実際に登場する料理や店舗については、放送後の確認が必要です。
岐阜県は正真正銘の「鮎王国」!生産量は全国1位
まず驚かされるのが、岐阜県の鮎の生産量です。
岐阜県が公表した2024年の統計によると、鮎の漁獲量と養殖量を合わせた生産量は、なんと1,142トン。全国1位に輝いています。
2024年 鮎生産量(漁獲量+養殖量)
出典:岐阜県・農林水産省 令和6年漁業・養殖業生産統計
全国の生産量4,908トンのうち、岐阜県だけで約23.3%を占めています。2位の愛知県を大きく引き離しているのです。
ただし、この数字は天然鮎の漁獲量だけではありません。岐阜県では養殖業も盛んで、2024年の内訳は天然魚などの漁獲量257トン、養殖量885トンです。
天然鮎の美味しさに加え、安定した供給を支える養殖技術も、鮎王国を支えているわけですね。
なぜ岐阜の鮎は美味しい?清流が育む「香魚」の魅力
岐阜県には、長良川、木曽川、揖斐川をはじめ、数多くの清流があります。
鮎は「香魚(こうぎょ)」とも呼ばれる魚です。その理由は、独特の爽やかな香りにあります。
鮎は成長すると川底の石に付着した藻類を主に食べるようになります。この食性が、鮎特有の香りや風味に関係しています。
良質な藻類が育つ川で成長した鮎は、香りが豊かになりやすく、引き締まった身と上品な味わいが魅力です。ただし、味は川の環境や季節、個体によっても異なります。
実は、岐阜県の鮎が評価されているのは、単なる地元びいきではありません。
2025年に開催された「第26回清流めぐり利き鮎会」では、岐阜県飛騨市の高原川がグランプリを受賞しました。さらに長良川や吉田川など、岐阜県内の複数の河川も準グランプリに選ばれています。
これはすごいですね。鮎王国という呼び名にも、十分な裏付けがあるのです。
レベルが違う鮎の塩焼き!秘密は炭火と焼き方にあった
では、肝心の塩焼きは何が違うのでしょうか。
鮎の塩焼きは、鮎に塩を振って焼くという実にシンプルな料理です。それだけに、素材の鮮度や焼き方によって味わいに差が出ます。
岐阜県の鮎料理店では、炭火を使って時間をかけ、丁寧に焼き上げるところが少なくありません。
例えば、揖斐川町の老舗「鮎料理 森前」では、鮎を立てた状態にして、腹、背中、左右の側面という4方向から火を入れる独特の焼き方を守っています。
しかも、強火で一気に焼くのではなく、炭火の遠火でじっくり火を通します。
こうすることで余分な水分を飛ばし、皮はカリッと香ばしく、身はふっくら。鮎の旨みや適度な脂を閉じ込めるのです。
まさに職人技ですね。
また、岐阜県郡上市の道の駅「古今伝授の里やまと」では、囲炉裏を使った鮎の塩焼きが名物になっています。
鮎に串を打ち、炭火でじっくり焼くという昔ながらの方法です。
鮎の塩焼きというと、家庭では魚焼きグリルで焼くことが多いでしょう。しかし、炭火の遠火で時間をかけて焼いた鮎は、皮の香ばしさも身の食感も一味違ってきます。
頭から尾まで食べられるように焼き上げる店もあり、鮎の美味しさを余すところなく楽しめるのです。
もちろん、岐阜県以外にも鮎の名産地や名店はあります。しかし、清流の恵みと伝統の焼き技術が身近にあることは、岐阜県ならではの魅力と言えるでしょう。
マル秘ご飯の正体は「鮎飯」!鮎の旨みが染み込む絶品料理
番組予告でもう一つ気になったのが、「マル秘ご飯」という言葉です。
11月5日の番組情報には、塩焼き、唐揚げとともに「鮎飯」が紹介されています。

鮎飯とは、鮎を使った炊き込みご飯のことです。
作り方にはさまざまな方法がありますが、代表的なのは、焼いた鮎を米とともに炊き込む方法です。
炊き上がったら鮎の骨を丁寧に取り除き、身をご飯に混ぜ合わせます。
これが実に美味しそうなのです。
炊き込むことで鮎の旨みや香りがご飯全体に染み込み、魚の身と米が一体となった味わいになります。
鮎は塩焼きだけでも十分美味しい魚ですが、ご飯と組み合わせることで、また違った魅力が生まれるわけですね。
岐阜県飛騨市の「飛騨古川ヤナ」では、塩焼きや甘露煮とともに鮎飯を味わえるコースが提供されています。
さらに、岐阜県には「鮎ぞうすい」という郷土料理もあります。こちらは素焼きした鮎をご飯とだしで煮込む料理です。
農林水産省によると、昔は漁の際に傷つき、商品として売りにくくなった鮎を美味しく食べるための料理でもあったそうです。
魚を無駄なく大切にいただく、川とともに暮らしてきた人々の知恵が感じられます。
塩焼きだけじゃない!岐阜の多彩な鮎料理
岐阜県では、鮎の塩焼き以外にもさまざまな料理が親しまれています。
例えば、鮎の唐揚げ。カラッと揚げることで、塩焼きとは違う香ばしさと食感を楽しめます。
甘露煮は、鮎を醤油や砂糖などでじっくり煮込んだ料理です。濃厚な味付けで、ご飯のお供にもぴったりです。
さらに「鮎なれずし」という伝統料理もあります。
塩漬けにした鮎のお腹に炊きたてのご飯を詰め、樽の中で約2か月間発酵させるというものです。
かつては徳川将軍への献上品にもなっており、岐阜には「御鮨街道」と呼ばれる歴史的な道も残っています。
塩焼き、唐揚げ、炊き込みご飯、発酵食品まで。鮎という一種類の魚だけで、これほど豊かな食文化が育まれているのです。
岐阜県で絶品の鮎の塩焼きが食べられる名店4選
せっかく岐阜県まで行くのであれば、本場の鮎を味わってみたいものです。そこで、岐阜県の公式観光サイトなどで紹介されている鮎料理の名店を4軒選びました。
1.鮎料理 森前
大正3年(1914年)創業の老舗です。最大の特徴は、鮎を立てて4方向から炭火で焼く独特の技術。塩焼きにこだわるなら、ぜひ訪れてみたい一軒です。
岐阜県揖斐郡揖斐川町北方1247-2 電話:0585-22-1770
2.鮎料理専門店 鮎や
清流・板取川を見下ろしながら食事ができる人気店。活き鮎の塩焼き、2日がかりで仕込む甘露煮、鮎だしの雑炊など、鮎づくしの料理を満喫できます。
岐阜県関市洞戸阿部1522-3 電話:0581-58-2099
3.川原町 泉屋
長良川近くにある鮎料理の名店です。炭火で焼いた鮎はもちろん、鮎の一夜干しをのせた「鮎ラーメン」や、鮎雑炊など独創的なメニューも魅力です。
岐阜県岐阜市元浜町20 電話:058-263-6788
4.飛騨古川ヤナ
宮川で獲れた天然鮎が自慢のお店です。注文を受けてから炭火で焼く塩焼きのほか、鮎飯や甘露煮が楽しめる「飛騨鮎コース」もあります。2026年の案内価格は3,500円です。
岐阜県飛騨市古川町高野118-1 電話:0577-73-3187
なお、鮎料理店には夏から秋にかけての季節営業が多く、天然鮎の入荷状況によって提供メニューも変わります。飛騨古川ヤナの2026年営業は11月3日までの案内です。訪問前には必ず営業期間や予約状況を確認してください。
岐阜の鮎は夏が旬!秋には子持ち鮎も
鮎の美味しさは、季節によっても変わります。
一般的に塩焼きに適しているのは7月から8月頃。成長した鮎は脂がのり、香りと旨みを楽しめます。
一方、晩夏から秋には卵を抱えた「子持ち鮎」が登場します。
こちらは身だけではなく、卵の食感と濃厚な味わいが魅力です。
夏の若々しい鮎も良いですが、秋の子持ち鮎も捨てがたいですね。
ただし、11月になると鮎漁のシーズンは終盤、あるいは終了している地域も多いため、天然鮎を目当てにする場合は注意が必要です。
まとめ|岐阜の鮎の塩焼きは一度食べてみたい!
今回『秘密のケンミンSHOW極』の番組告知をきっかけに、岐阜県の鮎について調べてみましたが、想像以上に奥深い食文化があることが分かりました。
鮎の生産量が全国1位というだけではありません。
美しい川の恵み、鮎を育てる人々の技術、伝統の漁法、そして炭火を使った職人の焼き技術。
そのすべてが、岐阜県の鮎の美味しさを支えています。
筆者は渓流のフライフィッシングを楽しんでいますが、鮎の友釣りは、また違った世界です。縄張り意識の強い鮎の習性を利用するという釣法も実に興味深いですね。
何より食べてみたいのが、炭火でじっくり焼き上げた天然鮎の塩焼きです!
さらに、鮎の旨みが染み込んだ鮎飯もぜひ食べてみたいですね。
参考資料:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』番組案内、岐阜県公式ホームページ、岐阜県観光公式サイト「岐阜の旅ガイド」、農林水産省「うちの郷土料理」。店舗の営業時間・価格は変更になる場合があります。



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