皆さん、こんにちは!
テレ東「カンブリア宮殿」は7月2日(木)夜11時06分~。売上高 過去最高モス流”客を呼び込む”戦略、というタイトル。登場するのは、モスフードサービス 社長の中村 栄輔氏(なかむら えいすけ)です。社長の紹介とともに、もっとも筆者が気になった 6000円「うな重バーガー」を取り上げました。
ええ?なんだそれ?
これについても、詳しくまとめました。
モスフードサービス社長・中村栄輔という人物
中村栄輔(なかむら えいすけ)氏は1958年生まれ、福岡県三潴郡大木町の出身です。父は華道・池坊の師範という家庭に育ちました。学歴は、福岡教育大学附属久留米中学校から熊本マリスト学園高校(カトリック系)へ進み、その後中央大学法学部を1982年に卒業しています。
経歴で興味深いのは、すんなりと経営者の道を歩んだわけではない点です。当初は医師を志しますが断念し、改めて司法試験を目指して中央大学法学部に進学しました。しかし司法試験は6回受験してすべて不合格に終わっています。弁護士の夢を諦めた後、知人がモスフードサービスにいた縁などもあり、1988年に中途採用で入社しました。入社時はすでに30歳で、飲食の現場経験がない状態からのスタートだったとされています。
入社後は法務畑を中心に歩み、法務部長、社長室長、店舗開発本部長を経て、2005年に執行役員 営業企画本部長に就任。2010年に取締役、2014年に常務取締役を経て、2016年から代表取締役社長を務めています。創業者・櫻田慧氏の甥にあたる櫻田厚前社長(現会長)から、18年ぶりに社長が交代した形でした。創業家以外から登用されたトップとして、改革を託されたわけです。
商品開発者としての顔も持っています。学生時代からのモスファンで、営業本部長時代には「チキン南蛮バーガー」や「霧島黒豚メンチカツバーガー」などを開発しヒットさせた立役者でした。社長就任後も「激辛テリヤキチキンバーガー」など、これまでにない切り口の商品を次々と投入し、下降傾向だった集客を回復させています。
行動哲学の核にあるのが、創業者から受け継いだ言葉です。出社すると亡き創業者・櫻田が残した名言カレンダーに目を通すのが日課で、最も大切にしているのが「できる!GO」、つまり「やれることがあれば即実行」という言葉だといいます。2018年には一部店舗で食中毒事件が起き赤字に転落しましたが、これを乗り越えたことが、むしろモス復活のきっかけになったとされています。番組がうたう「リスクを恐れず挑戦する起業家精神」は、この経歴の延長線上にあるといえます。
6000円「うな重バーガー」とは何か


画像引用:HPより
問題の商品は、正式名称「炭焼き 国産鰻重バーガー」です。監修したのは、ミシュランガイドで長年三つ星を獲得する東京・虎ノ門の「日本料理 かんだ」のオーナーシェフ・神田裕行氏。1箱(2個)で1尾分の国産うなぎを使い、価格は6000円。うなぎを使ったバーガーは国内初、モス史上最高価格の商品です。
中身は、うな重をモスのライスバーガーで再現した冷凍商品です。厳選した国産うなぎを1尾ずつ手作業でさばき、炭火で手焼きにしたうえで、1個につき蒲焼2枚をライスプレートで挟み、笹の葉で包んでいます。ライスプレートはあえて薄く軽くし、うなぎの存在感を引き立てる設計です。別添えの特製たれは「かんだ」のたれをモス流に再現したもので、花椒と山椒を合わせた「サンショー」も付きます。食べ方は冷凍のまま電子レンジで両面2分ずつ温めるだけ。1食182gで541kcalです。
販売経緯を整理すると、最初は2025年11月14日からモス公式オンラインショップで1000セット限定で発売され、約1週間で完売しました。番組が「人気」と紹介するのはこの実績を指していると思われます。そして2026年は土用の丑の日(7月26日)に合わせ、販売数量を拡大して復活。名称は「『モスの匠味』炭焼き 国産鰻重バーガー」、価格は税込5800円(冷凍)で、6月26日午後3時から予約を受け付け、7月17日以降に全国の店舗で受け取れる方式です。※価格が6000円→5800円(店舗受け取り価格)。
口コミ・ネットの反応(批判が目立つ)
完売した一方で、SNSや掲示板では辛口の声が目立ちます。価格に対しては「高すぎる」という批判的な声がある一方、予約したいという期待のコメントも見られる、という賛否両論の状況です。
特に批判の中心は「コストパフォーマンス」と「冷凍・ライスバーガー」への違和感です。まあ、個人の感想ですけど。筆者も食べたことはないけど、よく似た感想を持ちましたね。
掲示板では「5800円出せば、いいお店で特上うな重を頼めば肝吸いやおしんこ、ごはんもついてくる」「6000円出すなら浅草の名店でうな重が食べられる」といった、専門店との比較が繰り返されています。調理面でも「炭火焼・手焼きと言っても、結局は解凍しただけで焼きたての味には程遠いのでは」という指摘や、「5800円もするのに食べ方がライスバーガーなのもひどい」という声が上がっています。
中には「ライスバーガーと合わせるなら、本物のうなぎではなく『うな次郎』(うなぎ風かまぼこ)で十分なのでは」という皮肉や、「物価高に便乗している」「迷走している」といった厳しい評価も見られました。
一方で、冷静にマーケティングとして評価する声もあります。「完全予約制だから在庫が余ることもなく、アホみたいな商品が話題性を呼ぶことで広告になっている。良いマーケティングだ」という見方です。つまり、価格そのものへの反発は強いものの、「話題になって名前が広まる」という意味では狙い通り、という構図がうかがえます。
なるほど。
番組で語られるであろう「あらゆる客を呼び込む驚きの戦略」も、まさにこの賛否を巻き込む話題性の設計と読み解けそうです。


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