2026年9月1日放送の『マツコの知らない世界』は、「ローカル餃子の世界」1時間SPでした。福島の円盤餃子、広島餃子、味噌ダレで食べる神戸餃子など、全国の個性的な餃子が続々登場しましたが、なかでも驚かされたのが静岡県沼津市の餃子です。番組公式でも「大量のお湯で茹でる?!しっとり沼津餃子」と紹介されました。(TBS)
店名は「中央亭(ちゅうおうてい)」です。四角い皮にたっぷりの餡を詰め、さらに「焼いたあとに茹でる」という、一般的な焼き餃子の常識をひっくり返すような一品です。今回は、番組を見て「これは食べてみたい」と思った中央亭について、歴史や特徴、値段、口コミなどを詳しく紹介します。
『マツコの知らない世界』で話題!沼津「中央亭」の餃子とは?
1947年創業、沼津で愛される餃子の老舗
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中央亭は1947年創業。戦後間もない時代から続く、沼津を代表する餃子の老舗です。
創業者夫妻は、沼津駅前の仲見世通りにあったビルの一角を間借りし、カウンター8席ほどの小さな中華料理店を始めました。それ以前には戦後のヤミ市で食べ物を販売していたといい、ラーメンの麺まで自分たちで打っていたそうです。
食べ物が十分ではなかった時代だけに、「お客さんにお腹いっぱい食べてもらいたい」という思いが強かったのでしょう。その精神は、現在の中央亭のずっしり大きな餃子にも受け継がれているように感じます。
その後、2代目へと受け継がれ、大手町の店舗を経て、現在は沼津市添地町で営業しています。現在の店舗には2022年4月に移転しています。
食べログでは「餃子 百名店 2024」にも選出されている実力店。いまや地元客だけでなく、県外から中央亭の餃子を目当てに訪れる人も少なくありません。(食べログ)
テレビ出演も多いみたいですね。インスタグラムでは「金曜モンスター」のロケが紹介されていました。
最大の特徴は「四角い皮」

番組を見ていて、まず目を奪われたのが餃子の形でした。
一般的な餃子の皮といえば丸型ですが、中央亭では長方形の四角い皮を使用します。
理由は非常にシンプルです。
たくさんの餡を包むため。
丸い皮では収まりきらないほどの餡を包むために、独特の皮になったといいます。出来上がった餃子は普通の餃子よりひと回りもふた回りも大きく、ころんと丸みを帯びた独特の姿になります。
口コミでも「卵くらいの大きさ」「餡がぎっしり」「1個がかなり重い」といった感想が見られます。
いわゆる一口餃子とは正反対です。
中央亭の場合は、餃子そのものを一品料理としてしっかり味わうタイプと考えたほうがよさそうです。

衝撃!餃子を「焼いたあとに茹でる」



番組より
そして中央亭最大の特徴が、その調理方法です。
餃子は普通、
「焼く」
「蒸し焼きにする」
「茹でる」
などの方法で調理します。
ところが中央亭では、まずフライパンで餃子にしっかりと焼き目をつけます。
ここまでは普通です。
ところが、そのあとが違います。
なんと、餃子の高さほどまで大量のお湯を注ぎ、茹で上げるのです。
普通の焼き餃子なら途中で水分を飛ばし、底をパリパリに仕上げます。しかし中央亭は、むしろたっぷりのお湯で皮をやわらかくしていきます。
そのため完成した餃子は、
焼き餃子なのに水餃子のよう。
焼き面には香ばしさが残っているのに、皮はぷるぷる、もちもち、しっとりしています。
『マツコの知らない世界』が「大量のお湯で茹でる?!しっとり沼津餃子」と紹介した理由も、実物を見ると納得です。
なぜ焼いてから茹でるのか?
実はこの製法は、中央亭の創業者夫妻が生み出したものだとされています。
つまり何かの料理を真似したものではなく、中央亭独自のスタイルとして長年受け継がれてきたわけです。
焼いて香ばしさを出してから茹でることで、皮がやわらかくなり、大量に詰められた餡ともよくなじみます。
「パリパリの羽根」を楽しむ今どきの餃子とは方向性がまったく違います。
焼き餃子と水餃子の中間のようでもありながら、どちらでもありません。
口コミにも、
「焼き餃子のような水餃子のような不思議な感じ」
という感想があります。
まさに中央亭でしか味わえない餃子です。
餡には豚肉とキャベツがぎっしり
餃子を割ると、中には餡がぎっしり詰まっています。
豚肉とキャベツを中心とした餡で、特徴的なのがニンニクとニラを使用していないことです。
そのため大きく肉感のある餃子でありながら、意外に重たさが残りにくいのもポイント。
口コミを見ると、
「肉厚の皮に具がぎっしり」
「豚肉とキャベツの旨味がしっかり」
「大きいのに10個でも食べられそう」
といった声があります。
茹でることで余分な油っぽさも感じにくくなるため、見た目のボリュームほど重くないという感想もあります。
これはぜひ一度実際に体験してみたいですね。
自家製「からし油」で食べるのも中央亭流
食べ方にも中央亭ならではの特徴があります。
卓上には餃子用のタレのほか、
自家製からし油
一味唐辛子
などが用意されています。
一般的な赤いラー油ではなく、黄色みを帯びたからし油を使うのがポイントです。
まず何もつけずに餃子そのものを味わい、その後タレ、からし油、一味と変化をつけていくのもよさそうです。
餡にはもともとしっかり味がついているため、「タレなしでもおいしい」という口コミも見られますね。
もちもちの皮、肉とキャベツの旨味、そこへピリッとしたからし油。
白いご飯が欲しくなる組み合わせでしょう。
餃子は6個・8個・10個から選べる
現在確認できる主な価格は次の通りです。
| メニュー | 価格 |
|---|---|
| 餃子 小・6個 | 924円 |
| 餃子 中・8個 | 1,232円 |
| 餃子 大・10個 | 1,540円 |
| ライス少なめ | 230円 |
| ライス普通盛 | 285円 |
| ライス大盛 | 350円 |
番組で紹介されたのは、餃子1人前8個・1,232円でした。
「8個で1,232円」と聞くと一般的な餃子より少し高く感じるかもしれません。
ただし、中央亭の餃子は1個がかなり大きいです。
6個でも十分ボリュームがあり、ライスを組み合わせれば立派なランチになります。
逆に「せっかく沼津まで来たのだから存分に食べたい」という人なら、10個1,540円に挑戦するのもよいでしょう。
メニューはほぼ餃子とライスだけ
そして、このお店の潔さもいいですね。
基本的な食事メニューは餃子とライス。
ラーメンやチャーハンを並べる一般的な町中華とは違い、餃子を主役にした専門店です。実際、利用者からも「食べ物は餃子とライスだけなので悩むのはサイズくらい」という口コミが寄せられています。
70年以上にわたり餃子一本で勝負してきたからこそ成立するメニュー構成でしょう。
口コミは?「行列でも食べたい」の声
中央亭は非常に人気が高く、口コミサイトでも高評価です。
2026年9月時点で食べログの評価は3.68、口コミは300件を超え、「餃子 百名店 2024」にも選出されています。
口コミを見ていくと、とくに目立つのは、
「皮がもっちりして独特」
「餡がぎっしり入っている」
「肉感が強い」
「焼き餃子と水餃子の中間のよう」
「大きいのに意外とペロッと食べられる」
といった声です。
一方、通常のパリパリ焼き餃子をイメージすると、かなり印象が違うはずです。
「餃子=底がカリッ」という固定観念をいったん捨てて食べるほうが、中央亭の魅力を楽しめるでしょう。
また行列についての口コミも多く、開店直後でも並んでいたり、開店前から待っている人がいるケースもあります。
営業時間も「売り切れまで」なので、遠方から訪れる場合は早めに行くのがおすすめです。
テイクアウトにも対応
中央亭はテイクアウトにも対応しています。
店内飲食については予約できませんが、持ち帰りは予約可能です。
食べログ掲載情報では、予約受付は営業日の9時~18時、受け取りは11時~18時(日曜・祝日は17時30分まで)。また、日曜・祝日は持ち帰りのみの営業となっています。
地元で昔からお土産として利用されてきた餃子でもあり、店内に入れない場合は持ち帰って味わうという選択肢もありそうです。
中央亭の店舗情報
店名: 中央亭(ちゅうおうてい)
ジャンル: 餃子専門店
住所: 静岡県沼津市添地町46
電話: 055-962-4420
アクセス: JR沼津駅南口から徒歩約6分(約364m)
営業時間: 火~土曜 11:00~売り切れまで
日曜・祝日: テイクアウトのみ
定休日: 月曜、第3火曜
席数: 30席
駐車場: テイクアウト用2台。店内利用の場合は周辺のコインパーキングが便利です
支払い: 現金中心。掲載情報ではカード・電子マネー・QRコード決済不可
※営業時間・価格などは変更される場合があります。訪問前に最新情報をご確認ください。
まとめ|沼津まで食べに行きたくなる唯一無二の餃子
2026年9月1日の『マツコの知らない世界』で紹介された中央亭の餃子。四角い皮に大量の餡を包み、焼き目をつけたあと、たっぷりのお湯で茹でるという調理法には驚かされました。
焼き餃子なのにパリパリではなく、ぷるぷる、しっとり、もちもち。そこへ豚肉とキャベツをたっぷり詰めた餡が合わさります。
「焼いてから茹でる」という言葉だけを聞けば少し不思議ですが、1947年の創業以来、このスタイルで沼津の人たちに愛されてきたという事実が、そのおいしさを何より物語っているのでしょう。
沼津といえば海鮮や干物のイメージが強いですが、こんな強烈な個性を持った餃子があるとは知りませんでした。
『マツコの知らない世界』を見て、「これは一度食べてみたい」と思った人も多かったのではないでしょうか。
筆者も沼津を訪れたら、海鮮だけでなく、この“焼いてから茹でる餃子”をぜひ味わってみたいと思います。
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