『よんチャンTV』ドキュメントカツめしに京都・宇治「赤のれん」!65歳双子が守る激安酒場とは
記事内には、広告が含まれています。
2026年10月5日放送のMBS『よんチャンTV』。毎回、個性的なお店と、そこで働く人たちの人生を映し出す「ドキュメント カツめし」は、ついつい見入ってしまうコーナーです。
単に「おいしい店」を紹介するだけではなく、料理の向こう側にある店主の生き方や家族の歴史まで見えてくるのがおもしろいところ。「ドキュメント カツめし」は、食を人間ドラマとして描くグルメ・ドキュメンタリーです。
今回登場したのは、京都府宇治市大久保町にある居酒屋「赤のれん」。
番組表にも「京都宇治市…大人気500均刺身!65歳双子の激安酒場」と紹介されていました。MBS
とにかく驚くのが、その安さです。
約8種類の刺身が日替わりで500円均一。「串焼き」は各種100円、「すじ煮込み」500円、「トンチャン」500円……。今どき、この値段で大丈夫なのかと心配になるほどです。
しかし、「赤のれん」の魅力は安さだけではありません。65歳の双子の兄弟が父親から受け継いだ店を守り、常連客から「第二の家みたい」と慕われています。
こんなお店が近くにあれば、筆者も間違いなく通うでしょう。
京都・宇治市「赤のれん」とは?

食べログより
「赤のれん」があるのは、京都府宇治市大久保町。近鉄京都線の大久保駅から約767メートルの場所にある昔ながらの居酒屋です。現在確認できる店舗情報では、営業時間は17時30分~23時、日曜日が定休日となっています。
いわゆる観光客向けの京都料理店ではありません。
地元の人が仕事帰りに立ち寄り、酒を飲み、刺身や串焼きをつまみながら店主と話す。そんな「町の酒場」という言葉がよく似合います。
グルメサイトの口コミ数は決して多くありませんが、Google系の店舗情報では4.4という高い評価がつき、口コミは40件以上。食べログでも長年通っている客の投稿が確認できます。食べログ
つまり、テレビに出たから突然人気になった店というより、以前から地元客に愛されてきた酒場なのです。
65歳の双子兄弟が店を切り盛り
番組でとくに印象的だったのが、「赤のれん」を切り盛りする65歳の双子の兄弟です。


番組より
もともとは父親が居酒屋を経営しており、兄弟は途中から店を手伝うようになったそうです。
双子だからといって、二人がまったく同じ仕事をするわけではありません。それぞれに担当があり、自分の役割をこなしながら店を回しています。
それでも共通しているのは、お客さんとの距離の近さです。
常連客から慕われ、店内には自然と会話が生まれる。番組では常連客が「第二の家みたい」と語っていました。
飲食店にとって、これは最高の褒め言葉かもしれません。
料理がおいしい、値段が安いというだけなら、ほかにも店はあります。それでも何度も通いたくなるのは、「あの人たちに会いたい」という理由があるからなのでしょう。
父親から受け継いだ「金は残さんと客残す」
「赤のれん」を象徴する言葉が、父親から受け継いだという、
「金は残さんと客残す」
という経営哲学です。
なんとも豪快な言葉ですが、今回の番組を見ていると、この言葉が店のすべてを表しているように感じました。
利益を最大限に取るのではなく、「また来たい」と思ってくれる客を残す。
その考え方が、驚くほど安い料理につながっています。
しかも番組によれば、利益が少ないため、兄弟は店だけでなくアルバイトまでしているとのこと。
ここまでくると、「安い店」というひと言では片づけられません。
値上げが相次ぐ現在、食材費や光熱費、人件費を考えれば、500円均一の刺身を続けることがどれほど大変なのかは想像できます。
それでも店を守る。
父親が大切にしてきた居酒屋の哲学を守る。
「赤のれん」が支持されている最大の理由は、そこにあるのでしょう。
約8種類の刺身が日替わりで500円均一!
なかでも「赤のれん」の看板ともいえるのが刺身です。
番組によると、約8種類の刺身が日替わりで並び、なんとすべて500円均一。
500円だから量が少ないという雰囲気でもなく、しっかり酒の肴になる一皿でした。
実際、過去の口コミでも「魚を中心に旬のメニューがいろいろ楽しめる」「何を頼んでもおいしい」といった評価があり、アジのたたき、バイ貝刺身、きずしなどを楽しんだという投稿があります。
魚好きにはたまりませんね。
珍しい「八角の刺身」も500円

番組で目を引いたのが、
「八角の刺身」500円
です。
八角といっても中華料理で使う香辛料ではなく、魚の「ハッカク」。
北海道など北の海で水揚げされる魚で、正式にはトクビレと呼ばれます。角張った独特な体形が特徴で、脂の乗った白身を楽しめる魚です。
関西の一般的な居酒屋では、それほど頻繁に見かける魚ではありません。
そんな珍しい魚まで500円で刺身にするのですから、「今日は何があるのかな?」と通いたくなる気持ちも分かります。
日替わりという点も楽しいですね。
「串焼き」各種100円という驚き
さらに驚いたのが、
「串焼き」各種100円。
一昔前の値段かと思ってしまいます。
数本注文してビールを飲んでも、それほど財布を気にしなくていい。仕事帰りの一杯にはありがたい存在です。
珍しかったのが、
「フワの串焼き」500円。

「フワ」とは牛の肺を指すホルモンです。
名前の通り、ふわっとした独特の食感が特徴。ホルモン好きでも、普段なかなか食べる機会がない部位ではないでしょうか。
定番だけではなく、こうした珍しいものが普通に並ぶのも「赤のれん」らしさです。
「トンチャン」500円や「すじ煮込み」500円も
酒場の王道メニューも充実しています。
番組で紹介されたのが、
「トンチャン」500円
「すじ煮込み」500円
「揚げだし豆腐」500円
など。

500円という価格がずらりと並びます。
刺身を一皿、煮込みを一皿、串を何本か頼んで酒を飲む。
これぞ大衆酒場の楽しみ方ですね。
料理の種類が多いため、一度の訪問では到底食べきれません。
「次はあれを頼もう」と思わせることも、常連客が増える理由なのでしょう。
「和牛のたたき」1000円も安い

少し豪華なメニューもあります。
「和牛のたたき」1000円。
和牛を使った料理で1000円なら、これもかなり良心的です。
表面を香ばしく焼き、中は肉の旨味を楽しむたたき。
刺身500円のあとに和牛のたたき……。酒好きなら、注文が止まらなくなりそうです。
名物「牛めし」は800円、オムライス800円
そして「赤のれん」の名物のひとつが、
「名物牛めし」800円。
飲んだあとの締めにもよさそうです。
牛肉の旨味がご飯に染み込み、居酒屋の締めご飯としてはかなり魅力的。
刺身や串焼きだけではなく、「最後に何を食べるか」まで考えられているところに、メニューの層の厚さを感じます。
「オムライス」800円も、人気です!

巻き寿司のような「自家製おにぎり」700円
さらに気になったのが、
「自家製おにぎり」700円。

おにぎりです!
普通のおにぎりを想像すると、番組を見て驚いた方も多いのではないでしょうか。
見た目はむしろ巻き寿司のよう。
いわゆる「三角のおにぎり」とはかなり違う、ボリューム感のある一品です。
居酒屋には、その店独自の「なぜか昔からあるメニュー」がありますが、この自家製おにぎりも「赤のれん」を象徴する料理なのでしょう。
ハモの照り焼き1000円

京都らしさを感じる魚といえば、やはりハモ。
「赤のれん」では、
「ハモの照り焼き」1000円
も紹介されました。
京都では夏を代表する魚として知られるハモですが、専門店で食べればそれなりの価格になります。
大衆居酒屋で気軽に注文できるところがうれしいですね。
名物「ホルモン鍋」1500円

そしてもうひとつの名物が、
「ホルモン鍋」1500円。
刺身や串焼きを楽しんだあと、数人で鍋を囲むというのもよさそうです。
ホルモンの脂と旨味がスープに溶け出す鍋は、酒にもよく合います。
一品料理だけでなく鍋料理まで揃っているので、少人数の一杯からグループ飲みまで使える店といえそうです。
口コミでも「魚がおいしい」「また行きたい」
ネット上の過去の口コミを見ても、「赤のれん」が長く愛されている理由が伝わってきます。
Rettyでは、魚を中心に旬のメニューが楽しめる店として紹介され、アジのたたきやバイ貝、きずし、クジラベーコンなどを食べた利用客から「いつも本当に美味しい」といった声が寄せられています。
食べログにも繰り返し訪れている利用客がいて(番組でも週6で通うお客さんが出ていました)、2025年の口コミでも刺身や南蛮漬け、天ぷらなどを楽しんだ様子が紹介されています。
さらに、遠方から訪れた利用客からは「関西に実家が増えた気分」といった感想も見られます。
これは番組に登場した「第二の家みたい」という常連客の言葉とも重なりますね。
料理だけではなく、店そのものに居心地のよさがあるのでしょう。
「赤のれん」は料理より先に人が見える酒場
今回の『ドキュメント カツめし』を見ていて、もっとも印象に残ったのは、実は刺身500円でも串焼き100円でもありませんでした。
65歳の双子兄弟が、父親から受け継いだ精神を守っている姿です。
「金は残さんと客残す」。
商売として考えれば、もっと値段を上げてもいいはずです。
それでも安くする。
お客さんに来てもらう。
そして店を「第二の家」と言ってもらえる場所にする。
商売というより、生き方に近いのかもしれません。
まとめ
京都府宇治市の「赤のれん」は、500円均一の刺身をはじめ、串焼き各種100円、トンチャン500円、すじ煮込み500円、牛めし800円、ホルモン鍋1500円など、驚くほど良心的な値段で料理を楽しめる居酒屋です。
しかし、本当の魅力は価格以上に、65歳の双子兄弟と常連客との関係にあるように思います。
父親から受け継いだ「金は残さんと客残す」という言葉を守り続けた結果、お客さんが「第二の家」と呼ぶ酒場になったのでしょう。
こういうお店を見ると、大阪にも近所に一軒欲しいなと思ってしまいます。
筆者なら刺身500円から始めて、串焼き、すじ煮込み、最後は牛めし。気付けば毎週顔を出す常連になっていそうです。
「赤のれん」店舗情報
店名: 赤のれん
住所: 京都府宇治市大久保町旦椋6-5
ジャンル: 居酒屋
アクセス: 近鉄京都線・大久保駅から約767m
営業時間: 17:30~23:00
定休日: 日曜日
電話番号: 0774-44-0900
予約: 可
駐車場: なし
支払い: カード・電子マネー・QRコード決済不可との掲載あり
営業時間・定休日などは変更される場合がありますので、訪問前に店舗へ確認することをおすすめします。食べログ
関連記事です↓こちらもお読みください


コメント