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2026年8月29日放送のTBS系『人生最高レストラン』に、俳優の中島歩(なかじま・あゆむ)さんが登場しました。
最近はドラマや映画で本当によく見かけますが、「顔は知っているけれど、どんな俳優なのか詳しくは知らない」という方も多いのではないでしょうか。筆者も今回の放送を見るまで、それほど詳しく知りませんでした。
番組では俳優になるまでの意外な歩みや、明治の文豪・国木田独歩との関係なども明らかに。そして「人生最高の一品」として選んだのが、長野県・蓼科高原にある「オーベルジュ・エスポワール」の天然きのこ料理でした。
中島さんが「こんなところで食べられるようになったんだな、と思いました」と語った思い出の一皿とは、どんな料理なのでしょうか。
今回は中島歩さんの経歴や代表作とともに、「オーベルジュ・エスポワール」の魅力、藤木徳彦シェフ、料理や料金、口コミまで紹介します。
中島歩とはどんな俳優?
中島歩さんは、1988年10月7日生まれ、宮城県出身の俳優です。
現在は芸能事務所テンカラットに所属し、映画、テレビドラマ、舞台と幅広く活躍しています。2026年はTBS系『Tシャツが乾くまで』やNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』などにも出演。『人生最高レストラン』の番組紹介によると、2026年だけでもすでにドラマ6本、映画2本に出演する売れっ子ぶりです。
派手に感情を爆発させるというより、少しつかみどころのない男性や、不器用さを抱えた人物を自然に演じるのが印象的な俳優です。
高祖父は文豪・国木田独歩
驚くのが、中島歩さんのルーツです。
高祖父、つまり「ひいひいおじいさん」にあたる人物が、『武蔵野』などで知られる明治時代の文豪国木田独歩なのです。
中島さんの「歩」という名前も、独歩の名前に由来しているそうです。本人は日本大学藝術学部文芸学科に進み、小説を書くことにも挑戦しましたが、番組では「書くことがない」と感じたことも明かしていました。
文学者の家系でありながら、最終的に選んだ表現方法は「文章」ではなく「芝居」だったわけです。
大学では落語研究会!モデルから俳優の世界へ
中島さんは日本大学藝術学部文芸学科を卒業しています。
学生時代には落語研究会に所属。もともとは教師になることも考えており、国語の教員免許も取得しています。ところが周囲の個性的な学生に刺激され、表現の世界へ興味を持つようになりました。
大学時代からモデルとして活動し、その後、本格的に俳優を志します。
大きな転機となったのが2013年。美輪明宏さんが主演・演出を務めた舞台**『黒蜥蜴』**のオーディションでした。
約200人の中から雨宮潤一役に抜てきされ、俳優デビュー。当時はモデル経験こそあったものの、本格的な芝居はほぼ初めてだったといいます。いきなり美輪明宏さんの演出を受けるという、かなり強烈なスタートでした。
『花子とアン』で一気に注目
翌2014年には、NHK連続テレビ小説『花子とアン』に出演。
仲間由紀恵さん演じる葉山蓮子と駆け落ちする宮本龍一役を演じ、一気に注目されました。
さらに2015年には映画『グッド・ストライプス』で主演。デビューからわずか数年で朝ドラ、主演映画と順調にキャリアを伸ばしたように見えます。
しかし、その後は仕事が減った時期もあり、30歳ごろには俳優を辞めることまで考えたそうです。華々しいデビューとは裏腹に、長い試行錯誤の時期を経験してきた俳優でもあります。
映画ファンから評価された『偶然と想像』
中島歩さんを映画俳優として改めて印象づけた作品の一つが、濱口竜介監督の**『偶然と想像』**です。
同作は第71回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞。中島さんは第1話「魔法(よりもっと不確か)」に出演しています。
その後も、
『愛がなんだ』
『いとみち』
『愛なのに』
『ラーゲリより愛を込めて』
『銀平町シネマブルース』
『ナミビアの砂漠』
など、映画ファンから支持される作品に次々と出演。第35回高崎映画祭では最優秀助演俳優賞も受賞しています。
2024年公開の『ナミビアの砂漠』は、第77回カンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した作品で、中島さんも東高明役で出演しました。
いわゆる「スター俳優」というより、作品に独特の空気を与える映画人好みの実力派俳優という印象が強い人物です。
2026年は『豊臣兄弟!』『Tシャツが乾くまで』にも出演
2026年も勢いは止まりません。
NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』に出演する一方、夏ドラマでは蒼井優さん主演のTBS系『Tシャツが乾くまで』に出演。生真面目で不器用な樹生を演じています。
若い頃の華やかなデビューから一度停滞を経験し、映画を中心に地道に実力を磨きながら再び大きく注目されるようになった――。今回の『人生最高レストラン』を見て、中島歩という俳優の面白さは、そんなキャリアそのものにもあると感じました。
人生最高の一品は蓼科「オーベルジュ・エスポワール」
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そんな中島歩さんが「人生最高の一品」に選んだのが、長野県茅野市・蓼科中央高原にある「オーベルジュ・エスポワール」の天然きのこ料理です。
TBS公式では「大自然の中で食べた!キノコのソテー」と紹介されています。(TBS)

番組より
「オーベルジュ」とは、本格的な食事を楽しみ、そのまま宿泊もできるレストランのこと。

エスポワールは1998年に開業。蓼科高原の自然に囲まれ、信州の山菜、高原野菜、天然きのこ、ジビエなどをフランス料理に仕立てることで知られています。(オーベルジュ・エスポワール【公式サイト】)
旬の食材を食べる「蓼科そのもの」のフレンチ
この店の最大の特徴は、徹底した地産地消と旬へのこだわりでしょう。
春は山菜、夏は高原野菜、秋は天然きのこや山栗、冬はジビエ。
市場に大量に流通する食材ではなく、その時その場所で採れる山の恵みを積極的に使います。公式サイトも「料理を食べる」のではなく「蓼科を味わう」ことをコンセプトとして掲げています。
まさに都市部の高級フレンチとは違う、土地そのものを味わうレストランです。
人生最高の一品「天然きのこソテー」とは?
中島さんが紹介した天然きのこソテーは、まさにエスポワールを象徴する一品です。
2026年7月の店の公式情報によれば、天然きのこは地元の「キノコ名人」が採取。初夏から秋にかけて提供され、夏場のものは特にサイズが大きく、旨味と適度な歯応えが特徴だといいます。
「キノコソテー」は余計な加工を加えすぎず、種類ごとに違う食感、旨味、香りを直接楽しませる料理です。
過去にはアカヤマドリタケ、タマゴタケ、ホテイイロガワリ、ヤマドリタケモドキ、クリフウセンタケなど、その時々に採れた天然種が使われています。
天然ものなので、当然ながら毎回同じ種類がそろうわけではありません。
それこそが、この料理の魅力なのでしょう。
中島さんが番組で語った、
「こんなところで食べられるようになったんだな、と思いました」
という言葉も印象的でした。
単に「一番おいしかった料理」というより、俳優として苦労してきた自分が、仕事を重ねた末にたどり着いた場所――そんな人生の節目と重なった一皿だったのかもしれません。
藤木徳彦シェフは日本ジビエ界の第一人者

画像引用:https://restaurant.ikyu.com/
料理を手掛けるのは、オーナーシェフの藤木徳彦さんです。
東京都出身。高校卒業後に蓼科高原のオーベルジュで修業し、肉・魚・野菜の卸業なども経験。1998年にエスポワールをオープンしました。
2008年には農林水産省の「地産地消の仕事人」に選定され、現在は日本ジビエ振興協会の代表理事としても活動しています。
藤木シェフが面白いのは、決まったレシピ通りに料理を作るのではなく、同じ鹿や野菜でも産地、状態、季節、気温などを見ながら調理方法を変えること。
つまり、ここでは「去年食べた料理と今年の料理がまったく同じ」とは限らないのです。
そこに天然きのこ料理のおもしろさもあります。
料金は?ランチでも8,000円台から
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高級フレンチだけあって、価格帯もそれなりです。
2026年8月現在、主なコースは、
- ランチAコース 8,250円
- ランチBコース 10,450円
- 国産ジビエランチコース 16,500円
- デギュスタシオンディナー 18,150円
- 国産ジビエディナーコース 25,300円
など。別途サービス料10%が必要です。(オーベルジュ・エスポワール【公式サイト】)
天然きのこ料理は季節や収穫状況によって内容が変わるため、訪問時に確認するのがおすすめです。

口コミは?「食材そのものがおいしい」の声
オーベルジュ・エスポワールについては、ネット上でも「信州らしい食材を楽しめる」「ジビエがおいしい」「きのこの種類の多さに驚いた」「料理目的でわざわざ訪れる価値がある」といった趣旨の感想が目立ちます。
また、料理だけでなく、大きな窓から眺める蓼科の森や静かな環境を評価する声もあります。
サンルームからは小鳥やリスなどが姿を見せることもあるそうで、料理と自然を一緒に楽しめることも魅力です。
一方、高級店ですから、気軽な食事というより「記念日」「旅行の目的地」として訪れるタイプのレストランでしょう。
オーベルジュ・エスポワール店舗情報
店名: オーベルジュ・エスポワール
住所: 長野県茅野市北山蓼科中央高原
電話: 0266-67-4250
営業時間: ランチ12:00~13:30L.O./ディナー17:45~19:00L.O.
定休日: 木曜日(8月は営業日が異なる場合あり)
駐車場: 20台
料理: 信州食材を中心としたフレンチ、天然きのこ、国産ジビエなど
宿泊: 可能
※料金や営業日は変更される場合があるため、予約時に公式サイトで確認することをおすすめします。
アクセス
公共交通機関ではJR茅野駅からバスを利用できます。
茅野駅西口2番乗り場からメルヘン街道バスに乗り、「緑山」バス停下車、徒歩約2分です。車の場合は敷地内に20台分の駐車スペースがあります。
まとめ
中島歩さんは、美輪明宏さんの舞台『黒蜥蜴』でデビューし、『花子とアン』で注目された後、映画を中心に地道にキャリアを積み重ねてきた俳優です。
文豪・国木田独歩を高祖父に持ち、日本大学藝術学部では落語研究会に所属。モデル、舞台、朝ドラ、映画と歩んできた経歴を知ると、独特の存在感にも納得させられます。
そして人生最高の一品に選んだのが、蓼科高原「オーベルジュ・エスポワール」の天然きのこソテーでした。
地元のキノコ名人が採ってきた天然きのこを、藤木徳彦シェフが素材の個性を生かして仕上げる一皿。一般的なフレンチレストランではなかなか味わえない、文字通り「八ヶ岳の山を食べる」ような料理です。
中島さんが「こんなところで食べられるようになったんだな」と振り返った言葉を聞くと、その味には、俳優として歩いてきた時間まで重なっていたのでしょう。
『人生最高レストラン』らしい、料理と人生がきれいにつながった一品だったと思います。
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