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秘境の村で出会う、渓流の恵みが香る一軒宿「民宿かわくぼ」
2026年7月23日放送の「タクうま!」では、群馬県甘楽郡南牧村(なんもくむら)が特集されました。
人口およそ1,300人という小さな山村に密着し、村の暮らしを支えるタクシーを通して、知られざる秘境の姿が紹介された回です。
今回はその中でも筆者が特に惹かれた、渓流釣りと松茸採りを自ら行うご主人が営む「民宿かわくぼ」について、村の魅力や釣り情報も交えてご紹介します。
「日本一の高齢化率」を抱える秘境・南牧村とは

南牧村
南牧村は群馬県の南西部、西は長野県佐久市・佐久穂町に接する山間の村です。村域の約9割を森林が占め、南牧川とその支流沿いにわずかな集落が点在しています。
かつては養蚕やこんにゃく栽培が盛んでしたが、現在は菊などの花卉やブドウ、リンゴ、ゆずといった果樹の生産、そして間伐材を活かした炭製品づくりが行われています。
この村を語るうえで欠かせないのが、高齢化率の高さです。2020年時点で65歳以上が占める割合は65.2%にのぼり、全国の自治体の中でも最も高齢化が進んだ村として知られています。
一方で近年は移住支援策にも力を入れており、保育料や給食費の免除、定住促進奨励金などの制度を通じて、新しい住民を迎え入れる取り組みも進められています。
観光面では、妙義荒船佐久高原国定公園の一部にあたる自然環境が魅力です。標高1,000m級の山々に囲まれ、荒船山や小沢岳、鹿岳といった「ぐんま百名山」に選ばれる峰々が連なります。
村内には大小合わせて20数か所の滝があり、なかでも「三段の滝」や「象ヶ滝」は代表的な景勝地です。春には約10万株のカタクリが咲く「六車カタクリこみち」も見どころのひとつ。まさに、都会の喧騒から離れて自然の懐に飛び込める場所といえるでしょう。
ご主人が山と川で腕を振るう「民宿かわくぼ」

そんな南牧村の中心部、村役場近くを流れる川のほとりに建つのが「民宿かわくぼ」です。宿泊料金は一泊7,000円からとリーズナブルながら、食事の内容には定評があります。

食べログより
最大の特徴は、ご主人自身が渓流釣りや松茸採りに出かけ、その日の恵みを食卓に並べていることです。天然のヤマメやイワナ、鮎といった川魚に加え、たらの芽やこしあぶら、こごみ、やまうどといった山菜、そして季節には松茸や舞茸も食膳にのぼります。


うまそ!

番組より
無農薬の自家野菜も使われており、宿の周辺で採れる旬の食材をそのまま味わえるのが魅力です。松茸ご飯を目当てに毎年通うリピーターもいるといい、地元の常連客からも長年愛されている一軒です。

宿自体は民宿という名前ながら旅館としての機能も備えており、家族旅行はもちろん、登山やトレッキングの拠点、仕事での連泊、グループでの合宿や宴会まで幅広く利用されています。
登山口までの送迎や、最寄り駅・バス停からの送迎にも対応しているそうで、車を持たない旅行者にも心強いサービスです。川のせせらぎを聞きながら眠れる立地も、山村ならではの贅沢といえるでしょう。
渓流釣り好きにはたまらない、南牧村周辺の川

筆者自身も渓流釣りをたしなむ身として、南牧村の川筋には強く興味をひかれますね。番組を観て、急に行きたくなりました!きっと行くでしょうね。
村の中央を流れる南牧川は、鏑川水系に属する支流のひとつです。群馬県内の渓流釣りは例年3月1日に解禁となり、ヤマメ・イワナ・サクラマスは禁漁期間が9月21日から翌年2月末までと定められています。また、これらの魚は15cm以下の採捕が禁止されているため、サイズにも注意が必要です。
鏑川水系は山間部を流れるため流れが比較的速く、水量は控えめな渓相が特徴とされています。上流に向かうほどイワナの姿も増えてくるといわれ、放流魚のヤマメに混じって出会う天然イワナは貴重な一尾となりそうです。
実際に釣行する際は、南牧川やその支流を管轄する漁業協同組合で遊漁券を購入し、禁漁区間や規則を必ず確認したうえで川に入るようにしてください。ウェーディングシューズなど滑りにくい装備を用意しておくと、岩の多い渓相でも安心して釣りを楽しめるでしょう。釣りファンなら当たり前のことですけどね。
民宿かわくぼに泊まれば、自分で釣り上げた魚とはひと味違う、宿のご主人が仕留めた天然の川魚を味わえるのも贅沢なポイントです。
釣り旅の拠点として、また釣りをしない同行者と一緒に山里の滋味を楽しむ場所として、どちらの楽しみ方もできる宿といえます。
アクセス
車の場合は、上信越自動車道・下仁田インターチェンジから国道254号経由でおよそ30分。南牧村役場を過ぎた先を右折し、橋を渡ってすぐ右手に宿があります。首都圏からは関越自動車道・練馬インターチェンジから上信越道下仁田インターチェンジまでおよそ70分というアクセスです。
公共交通機関を利用する場合は、上信電鉄の下仁田駅が最寄り駅となります。東京駅から高崎駅まで新幹線でおよそ60分、そこから在来線を乗り継ぐルートが一般的です。下仁田駅から民宿までは距離があるため、事前に送迎の相談をしておくと安心でしょう。番組で密着していたように、村内の移動にはタクシーが頼りになる場面も多そうです。
施設情報
- 施設名:民宿かわくぼ
- 住所:群馬県甘楽郡南牧村大字大日向608
- 電話:0274-87-3139
- 宿泊料金:一泊7,000円~
- アクセス:上信越道下仁田ICから車で約30分(上信電鉄下仁田駅が最寄り)
- 備考:登山口・最寄り駅やバス停からの送迎あり、連泊時は割引制度もあり(要問い合わせ)
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