風そよぐ 房総の古民家カフェ「ちぃととの台所」
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千葉県長生郡睦沢町。九十九里浜からもほど近く、海と山の両方の恵みを一度に味わえる、房総らしいのどかな里に、一軒の古民家カフェがあります。その名も「ちぃととの台所」。
2025年4月にオープンしたばかりの、できて間もないお店です。2026年7月11日放送のテレビ朝日「人生の楽園」では、「風そよぐ 房総の古民家カフェ ~千葉・長生郡睦沢町~」と題して、このお店を営む坂元貴子さん(56歳)と夫の巌夫さん(58歳)ご夫婦の姿が紹介されます。
築およそ100年の古民家が舞台

紅熊さんの写真(食べログ)
お店があるのは、睦沢町の岩井というエリア。海から少し内陸に入った静かな里の景色の中に、築およそ100年という古民家がひっそりと佇んでいます。店内には木のぬくもりと土間の風情が残り、どこか懐かしさを感じさせる空間が広がっています。

お庭や裏山では季節ごとに花が咲き、訪れるたびに違った表情を見せてくれるのも魅力のひとつ。「実家に帰ってきたようにホッとできる」という声が多いのも、うなずける雰囲気です。

番組情報より
このお店の古民家は、実は大家さんのご厚意でリフォームをしてから貸し出してもらったという経緯があり、しかもそのリフォームを手がけたのは、日光東照宮の改修にも携わったという宮大工さんだったそうです。多くの人の縁が重なり合って、この場所が生まれました。
コンセプトは「実家ご飯」
ちぃととの台所のコンセプトは、ひとことで言えば「実家ご飯」。店主の貴子さんが、長年家族のために作り続けてきた家庭料理を、そのままの温かさで振る舞ってくれるお店です。派手な演出や凝った盛り付けではなく、食べる人のことを思いながら手を動かして仕上げる、素朴でどこか懐かしいごはんとスイーツが、このお店のいちばんの魅力といえるでしょう。
食材はできるだけ千葉県産・睦沢町産のものを選び、お米は貴子さんのご実家がある大分県で作られているヒノヒカリを使用。塩麹や甘酒といった発酵食品も取り入れられており、体にやさしい献立づくりが心がけられています。
ランチメニューは2種類
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ランチメニューは、わかりやすく2種類が用意されています。
ひとつは、看板メニューの「よくばり籠ランチ」。いろいろなおかずをたくさん食べてほしいという想いから生まれた、彩り豊かな一品です。

プリシアさんの写真(食べログ)
鮭の蒸し焼きやアツアツの里芋のグラタン、ニンジンとクランベリー・はっさくのサラダ、自家製ピクルス、スパニッシュオムレツ、皮をパリッと焼き上げてじっくり煮込んだチキンのトマト煮込みなど、多彩なおかずが器に並びます。
ごはんには胚芽米が使われ、日によってはデザートにイチゴのパンナコッタが添えられることもあるそうです。こちらは仕入れの都合で内容が前日にならないと決まらないこともあり、前日16時までの予約制となっています。
もうひとつは「きまぐれランチプレート」。その日の仕入れによって内容が変わる日替わりの一皿で、こちらは予約なしでも利用できますが、売り切れになることもあります。
価格帯はいずれも1,000円台とされていますが、内容や料金は変更されることもあるため、最新情報は公式で確認するのがおすすめです。スイーツはテイクアウトも可能で、13時以降はカフェ利用のみでも入店できます。
最近増えている古民家カフェとの違いは
近年、全国各地で古民家を活用したカフェが増えていますが、ちぃととの台所が他と一線を画すのは、その料理の軸が「よそゆき」ではなく「家庭料理」に徹底して置かれている点です。
おしゃれなカフェ飯というよりも、貴子さんが家族のために作り続けてきたお弁当やおかずの延長線上にある味わいであり、そこに彼女の看護師としての経験からくる「体にやさしい食事」という視点が加わっています。
古民家という舞台装置だけでなく、そこで出される料理そのものに店主の歩んできた人生が滲み出ている点が、このお店ならではの個性といえそうです。
看護師とお母さん、二人の人生が交わって
貴子さんは大分県の出身。東京の病院で看護師として長く勤務してきました。22歳のときに、当時警視庁に勤めていた巌夫さんと結婚し、2人の娘さんを育てながら、家族のためのお弁当作りにも力を注いできたそうです。
50代を迎えて看護師を退職すると、もともと好きだった料理への情熱がますます高まっていきます。友人に振る舞ったスイーツが評判となり、マルシェなどへの出店も経験するように。そうして少しずつ、「自分のお店を持ちたい」という新しい夢が芽生えていきました。
一方の巌夫さんも、50代で早期退職を考えるようになり、「海が見える古民家のような場所で暮らしてみたい」という思いを抱いていたといいます。
二人の夢が重なり合い、「古民家を借りてカフェを開こう」と九十九里方面で物件を探し始めたご夫婦。そして睦沢町の景色にひと目惚れし、理想の物件と巡り合います。資金面の不安もあった中、大家さんからの思いがけない提案や、宮大工さんとの出会いなど、多くの縁に支えられて、2025年4月、ちぃととの台所は誕生しました。
店内での接客を担当するのは巌夫さん。料理を作り続けてきた貴子さんと、和やかな雰囲気で客をもてなす巌夫さん。50代でそれぞれの仕事を離れ、第二の人生を歩み始めたご夫婦は、このお店を「訪れる人みんなが元気になれる場所」にしたいという思いで、日々営業を続けています。
まとめ
子育てをやり終えたご夫婦が、房総の里で見つけたもうひとつの人生。看護師として、そして母として家族を支え続けてきた貴子さんの手料理と、二人三脚で築き上げた古民家の空間には、「食べる人に元気になってほしい」という変わらない想いが込められています。築100年の古民家で味わう素朴な家庭料理は、お腹だけでなく、心もそっと満たしてくれるはずです。
店名:ちぃととの台所
住所:千葉県長生郡睦沢町岩井274
電話番号:0475-47-4524(受付は営業日の10:00〜16:00)
営業日:主に金・土・日(不定休あり)
営業時間:11:30〜15:00(ランチL.O.14:00/カフェL.O.14:30)
アクセス:JR外房線 上総一ノ宮駅から約3km、車での来店が便利
予約:電話予約のみ(放送後しばらくはInstagram DM予約不可)/よくばり籠ランチは前日16:00までの予約制
※営業日・メニュー・料金は変更される場合があります。お出かけ前に公式Instagram(@chiitotonodaidokoro)等で最新情報をご確認ください。


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