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夜9時に出没!大阪唯一の「屋台おでん」|布施の伝説的名店とは?
はじめに
昭和の時代、大阪の街には夜になると屋台が立ち並び、仕事帰りのサラリーマンや地元の人たちが足を止める光景が日常的に見られました。熱燗を傾けながら、グツグツ煮えるおでん鍋を囲む、そんな温かな風景がそこにはありました。しかし時代の流れとともに屋台は姿を消し、今や大阪でそんな光景を見られる場所は、ほとんどなくなってしまいました。
そんな中、東大阪・布施の路地に今もひっそりと、しかし力強く灯り続けているお店があります。夜21時になると突如として現れる、おでん一筋60年のお店「屋台おでん」です。

2026年6月13日(土)放送のテレビ大阪「ブラマヨのべた褒めグルメランキング」でも紹介のこのお店、いったいどんな魅力を持つのでしょうか。詳しくご紹介します。
毎晩21時に現れる、幻の屋台

画像引用:https://osaka-gourmet01.com/
「屋台おでん」の最大の特徴は、その営業スタイルにあります。夜21時から営業する屋台おでんで、大阪では数店舗しかない希少な存在です。福岡の中洲のように屋台が軒を連ねる光景とは違い、福岡のように軒を連ねる屋台街ではなく、ポツンと一軒だけ静かに存在しています。
場所は大阪市東成区深江南、近鉄布施駅から徒歩約10分ほどの住宅街の一角。りそな銀行布施口支店前あたりに、毎晩決まった時間になると屋台が設置されます。屋台といえど椅子はなく、中心のおでん鍋を囲んで立ち飲み・立ち食いスタイルです。
かつて大阪にはこうした屋台がたくさん存在していましたが、規制や時代の変化の波に飲み込まれ、今ではほとんど見られなくなりました。この「屋台おでん」は、そんな大阪の食文化の記憶を今に伝える、まさに生きた文化財ともいえる存在なのです。
60年以上受け継がれてきた家族の味

創業60年以上の老舗で、たくさんの種類のおでんはお母さんが毎日手間暇をかけて仕込んでいます。その言葉通り、味はひとつひとつ丁寧に作られており、長年にわたって地域の人たちに愛されてきました。
現在は親子で営まれており、どこかほっこりとした空気感が流れているお店です。お母さんと息子さんご夫婦が笑顔で迎えてくれる、アットホームな雰囲気は、常連客にとって何よりの魅力となっています。
訪れた人が口コミに「幸せな気持ちになれる場所」と書いていることも納得です。おでんという料理そのものはもちろん、そこに流れる家族の温もりが、人々を何度もこの屋台へと引き寄せます。
こだわりの出汁と豊富な具材
「屋台おでん」の味の核心は、長年継ぎ足してきた出汁にあります。50年以上火を絶やさないという出汁は、子供の頃に食べたカントダキを思わせるかなり濃い茶色で、深みのある関西らしい味わいです。
一方で、おでんのお出汁はほんのり甘めで、飲んだ後の締めにも優しくなじむ上品な甘みが特徴です。何十種類もの具材がこの出汁にじっくりと炊かれ、それぞれの旨味が溶け合っています。
具材のラインナップも豊富で、くじらのコロや梅焼き、天ぷらのおでんなど変わり種もたくさんあり、何を食べようか目移りしてしまうほどです。大阪ならではのくじら肉が使われているのも、この屋台ならではのこだわりです。
定番の具材には大根、卵、牛すじ、厚揚げ、餅入り巾着、じゃがいも、こんにゃくなどがあります。天ぷらを注文すると少しおでん出汁をかけてくれる珍しいスタイルで、衣が出汁を吸って病みつきになる旨さだと評判です。

また、大阪人のソウルフード・紅生姜の天ぷらをおでんの出汁にくぐらせて食べる体験は、人生最高のおでんになったという声もあります。おでんの出汁と紅生姜の天ぷらという、いかにも大阪らしい組み合わせです。
口コミで評判の厚揚げとうどん
食べログをはじめ各グルメサイトでの口コミを見ると、特に高い評価を受けているのが「厚揚げ」です。厚揚げがふわふわで出汁もしゅんでいてとても美味しく、気に入って3つ食べたという声もあるほどです。
そして締めには「おうどん」が外せません。おでん出汁でいただく熱燗や締めのおうどんも最高だといいます。うどんは500円で、油粕が入っており、長時間炊かれたおでん出汁をたっぷり吸ったうどんは、まさに絶品の一杯です。

sprcocoさんの写真(食べログ)
値段・支払い方法
気になるお値段ですが、おでんは1個150円からとリーズナブルです。大根150円、餅入り巾着150円、じゃがいも150円、卵150円、牛すじ300円、うどん500円といった価格帯で、お腹いっぱい食べても財布に優しいのが嬉しいところです。
お会計は最後に串を数えて計算するスタイルで、これもまた昔ながらの屋台らしい風情があります。なお、現金払いのみで、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済は使えませんのでご注意ください。
昭和の空気感が残る唯一無二の体験
昭和チックな雰囲気がたまらなく、こういう屋台のお店は今では少ないという声に共感する人は多いでしょう。夜の街に湯気をたなびかせながら灯るおでん屋台の光景は、それだけで映画のワンシーンのようです。
布施駅近くに何十年も続く老舗の屋台おでんで、親子で営まれており、どこかほっこりとした空気感が流れているお店。常連客も多く、地元の人に長年にわたって愛されてきたことが伝わってきます。
品切れになると早めに閉店することもありますので、確実に味わいたい方は開店時間の21時に合わせて訪れるのがおすすめです。また、雨の日や日曜・祝日は定休日となっています。
まとめ
「屋台おでん」は、単なる飲食店ではありません。大阪の食文化の歴史を今に伝える生きた証であり、かつての大阪の夜の風景を体感できる、現代においてはなかなか出会えない貴重な場所です。
福岡の屋台が観光名所として知られているように、大阪にもこうした文化が息づいていたことを、この屋台は静かに、しかし力強く教えてくれます。テレビ大阪の放送を機に多くの人に知られるようになりましたが、それでもここに流れるゆったりとした時間と、手作りの出汁の味は変わらないはずです。
夜の布施に足を運んだ際には、ぜひ「屋台おでん」の前で立ち止まり、湯気越しに見えるおでん鍋と、笑顔で迎えてくれる家族の姿を体感してみてください。
店名:屋台おでん
住所:大阪市東成区深江南3-22-9(りそな銀行布施口支店前)
アクセス:近鉄布施駅より徒歩約10分
営業時間:21:00〜翌1:00(L.O. 0:30)
定休日:日曜・祝日・雨天時
支払い方法:現金のみ(カード・電子マネー不可)


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