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『SHOWチャンネル』で紹介!出雲大社近くの老舗「出雲そば 荒木屋」とは?240年以上続く味と“ぜんざい発祥”の歴史
2026年9月30日放送、日本テレビ系『SHOWチャンネル 大人の社会科見学スペシャル』では、櫻井翔さんらが島根県を訪れ、出雲大社をはじめとする歴史スポットや出雲グルメを巡りました。番組は日本の古代史シリーズの完結編として、出雲大社の謎や島根の名所を紹介する内容でした。
そこで登場したのが、出雲大社のすぐ近くにある老舗「出雲そば 荒木屋」です。
なんと創業は江戸時代の天明年間。1780年代から240年以上にわたり、出雲大社のお膝元でそばを作り続けているというから驚きです。しかも出雲は「ぜんざい発祥の地」ともいわれているのだとか。
筆者は「ぜんざいといえば京都あたりなのかな?」と思っていたので、出雲が発祥と聞いて意外でした。
今回は「出雲そば 荒木屋」の歴史やこだわり、名物の割子そば、人気メニュー、口コミ、さらに気になる「出雲ぜんざい」の由来までまとめて紹介します。
出雲そば 荒木屋は創業240年以上の超老舗

「荒木屋」は、出雲大社から神迎の道を歩いて5分ほど。少し落ち着いた住宅街の中にあります。
公式サイトによると創業は天明年間(1780年代)。出雲そば店としては最古の店といわれています。あらきや
初代・濱村定平さんが、現在の出雲市大社町にあった旧荒木村から杵築村へ出て店を構えたのが始まり。「荒木屋」という店名も、故郷だった荒木村に由来しています。
現在は八代目店主の濱村裕昭さんが、その味を受け継いでいます。
公式サイトには、江戸時代に使われていたという「蕎麦預」の版木や、明治時代のそば売り道具、昭和初期の店舗写真なども紹介されています。単なる人気そば店というより、出雲の食文化そのものを伝える存在といってもよさそうです。
代々受け継がれてきた言葉も印象的です。
五代目・濱村保蔵さんが残したのが、
「儲けると心にあらば味が落ちる」
という言葉。
荒木屋では、この言葉を信念として現在もそば作りを続けているそうです。240年以上店が続いている理由が、少し分かるような気がしますね。
荒木屋の出雲そばは何が違う?
出雲そばの特徴は、一般的な白っぽいそばに比べて色がやや黒いことです。
そばの実を殻から取り出したあと、中心部分だけではなく甘皮部分まで挽き込む「挽きぐるみ」と呼ばれる製法が用いられます。そのため香りが強く、そば本来の風味を感じやすいのが特徴です。
荒木屋では、地元出雲産を中心に厳選した国産そばを使用。そば粉を丁寧に石臼で挽き、さらに店の敷地内から湧き出る良質な井戸水を使って、香りとコシのあるそばに仕上げています。
さらに注目したいのが、そばつゆです。
地元産のうるめいわしをはじめ数種類のだしを合わせ、創業当時から受け継がれてきた味を守っているとのこと。
そばだけではなく、つゆまで出雲らしい素材にこだわっているのですね。
名物はもちろん「割子そば」

出雲そばといえば、外せないのが「割子そば」です。
朱色の丸い器「割子」にそばを盛り、通常は3段重ねで提供されます。
食べ方も普通のざるそばとは少し違います。
薬味をのせたら、そばをつゆにつけるのではなく、つゆをそばに直接かけて食べるのが出雲流です。
1段目を食べ終わったら残ったつゆを2段目へ移し、さらに必要な分だけつゆを足して食べます。続いて3段目も同じように味わいます。最後に残ったつゆをそば湯に入れて飲むのが定番です。出雲観光ガイド【出雲観光協会公式ホームページ】
初めてだと少し戸惑いそうですが、これも旅先ならではの楽しみですね。
荒木屋の人気メニュー
2026年9月時点の公式サイトでは、定番の「割子そば」は1,080円。3段のそばに、のり、ねぎ、もみじおろしの薬味が付きます。あらきや
もう少しいろいろな味を楽しみたいなら、トッピング付きのメニューもあります。
「割子三代そば」は1,450円。3段の割子そばに平地飼い有精卵と、とろろが付きます。
「割子四代そば」は1,910円で、なめこおろし、有精卵、とろろを味わえる4段重ね。
さらに「割子五代そば」は2,370円。天玉、なめこおろし、有精卵、とろろを組み合わせた5段です。

番組より
同じそばでも、段ごとに味を変えて楽しめるのが面白いですね。
温かいそばでは、そばを釜から直接そば湯とともに器へ移す出雲流の「釜あげそば」もあります。こちらは990円です。
ぜひ食べたい「縁結びセット」
個人的に気になったのが「縁結びセット」です。
割子そば2段と特製そばぜんざいがセットになっており、さらにおみくじまで付いて1,240縁。あえて「円」ではなく「縁」と表記しているところが、さすが縁結びの街・出雲ですね。
出雲観光協会によると、荒木屋のぜんざいには、白玉粉とそば粉で作ったハート型のお団子が入っています。そばを食べたあとの甘味としても相性がよいそうです。
出雲大社を参拝して、出雲そばを食べ、最後に縁結びぜんざい。
観光コースとしても完璧ではないでしょうか。
実は「ぜんざい」は出雲発祥といわれている

番組より
今回、もっとも興味をそそられたのが「出雲はぜんざい発祥の地」という話です。
ぜんざいは全国どこにでもある甘味なので、発祥の場所を意識したことがありませんでした。
出雲観光協会によると、そのルーツとされているのが「神在餅(じんざいもち)」です。
出雲では旧暦10月を「神無月」ではなく「神在月(かみありづき)」と呼びます。
日本各地の神様が出雲へ集まるため、出雲だけは「神様がいる月」というわけですね。
その神在祭の際、赤豆を煮た汁に餅を入れた「神在餅」が振る舞われていました。
この「じんざい」が出雲地方の言葉で訛って「ずんざい」、そして「ぜんざい」になり、京都などへ伝わったという説があります。

食べログより
しかも、この説は最近作られた観光向けの話というわけではありません。
出雲観光協会によれば、江戸時代初期の文献『祇園物語』や『梅村載筆』などにも神在餅についての記述が残っています。出雲観光ガイド【出雲観光協会公式ホームページ】
もちろん料理の起源には諸説ありますが、少なくとも出雲で古くから「神在餅」が食べられていたことは興味深いですね。
ぜんざいを単なる甘い小豆料理としてではなく、神在月や出雲大社の文化と結びついた食べ物として味わうと、印象も変わってきそうです。
荒木屋の口コミは?「行列」「そばのコシ」が目立つ
荒木屋は現在もかなりの人気店です。
食べログでは2026年9月時点で800件以上の口コミがあり、最近の投稿でも「平日でも行列だった」「開店前から記帳して待った」といった声が見られます。食べログ
特に休日や出雲大社周辺が混雑する時期には待ち時間を覚悟しておいたほうがよさそうです。
味については、
- そばにしっかりコシがある
- 黒っぽい出雲そばらしい見た目が印象的
- 段ごとに薬味を変えられて楽しい
- つゆがおいしい
- 老舗らしい雰囲気がある
といった感想が目立ちます。
一方で、混雑時には30分から45分ほど待ったという投稿もあります。そばがなくなり次第終了となるため、できれば早めの時間帯に訪れるのがよさそうですね。
240年以上続くそばと“出雲ぜんざい”を一緒に味わいたい
『SHOWチャンネル 大人の社会科見学スペシャル』で登場した「出雲そば 荒木屋」。
天明年間から240年以上続くという歴史だけでも十分すごいのですが、国産そばを石臼挽きし、地元のうるめいわしなどを使っただしを合わせるなど、現在も丁寧なそば作りを続けていることが人気の理由なのでしょう。
そして、出雲を訪れたならぜひ覚えておきたいのが「ぜんざい発祥」の物語です。
神在月の「神在餅」が「じんざい」から「ぜんざい」へ――。
そう聞くと、普段何気なく食べているぜんざいにも、ずいぶん長い歴史があることが分かります。
出雲大社を参拝したあと、240年以上続く荒木屋で割子そばをいただき、最後にそばぜんざいを食べる。これは一度体験してみたいですね。
店舗情報|出雲そば 荒木屋
店名: 出雲そば 荒木屋
住所: 島根県出雲市大社町杵築東409-2
アクセス: 出雲大社から神迎の道を徒歩約5分/一畑電車・出雲大社前駅から徒歩約10分
電話: 0853-53-2352
営業時間: 11:00~16:00
※そばがなくなり次第終了
定休日: 水曜日(祝日の場合は翌日)
予約: 不可
駐車場: 無料駐車場15台
支払い: 現金、クレジットカード、電子マネー、PayPayなど あらきや
※営業時間や価格、メニューは変更される場合があります。来店前に公式サイトなどで最新情報をご確認ください。

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