40年間、値段を上げ続けなかった奇跡の食堂——大阪・茨木「レストラン四季」に、働く人の温もりを見た
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テレビで話題沸騰!「newsおかえり」人情食堂コーナーに登場
2026年5月4日放送の読売テレビ「newsおかえり」、毎回じんわりと心が温かくなる人気コーナー「人情食堂」。この日紹介されたのは、大阪府茨木市にある「レストラン四季」でした。
このコーナー、好きですね!とくに今回は筆者の地元、茨木ですよ。ただ、このお店は知りませんでしたね。駅前には飲食店がワンサカですから。ここはほんの少し離れていますね。
もっとも、阪急京都線・茨木市駅から徒歩圏内というアクセス抜群の立地。40年もの歳月にわたって根を下ろし続けるこの小さなレストラン。放送を見た視聴者の間で「行ってみたい!」「こういうお店がそばにあったらいいのに」という声が広がりました。
その理由は、ただ安くて美味しいというだけではありません。このお店には、現代の日本が少しずつ失いかけている「人の温もり」が、ギュッと凝縮されているのです。
開店40年、価格はそのまま——信じられない「現実」

番組より
まず、このお店を語るうえで外せないのが「価格」の話です。
「レストラン四季」は、なんとオープン以来40年間、価格をほとんど上げていないというのです。
食材の高騰、光熱費の上昇、物価全体の値上がり……。外食産業がこぞって値上げに踏み切らざるを得ない昨今、この事実はもはや「奇跡」と言っても過言ではありません。
店主が言うには、「オープン当初は他の店より100円くらい高くしてました。自信があったので(笑い)。昔、栄養失調になったことがあって、それで働く人のために安く提供しています」とか。
一番人気の「日替わり定食」は、なんと680円。
この価格で、ごはん・汁物・おかずがしっかり揃った、ボリューム満点の定食がいただけるのです。コンビニでちょっとしたお弁当を買えば500〜700円はかかる時代に、手作りの温かい食事が680円で食べられる——その事実に、多くの人が目を丸くすることでしょう。
「働く人の強い味方」と紹介されたのも、当然のことです。近隣で働く会社員の方々、職人さん、運転手さん……毎日お昼ごはんに頭を悩ませるすべての人にとって、「四季」は欠かせない存在になっています。
開店11時30分、あっという間に満席に
「レストラン四季」の開店時間は、午前11時30分。
しかし、時計の針がちょうど11:30を指す頃には、すでに近くで待ち構えていたお客さんたちが一斉に席へと流れ込みます。瞬く間に満席——それがこのお店の日常の光景です。
特別な宣伝をしているわけでも、SNSを駆使しているわけでもありません。それでも毎日、変わらずお客さんが集まってくる。これこそが、40年間で積み上げてきた「信頼」の重さではないでしょうか。
「今日も四季でごはん食べよう」——そう思って足を運んでくれる常連さんたちの顔が目に浮かぶようです。実際、「ここは外れがない」「おいしい!」と、お客さんも満面笑顔なんですね。
メニューは多彩!一番人気は「日替わり定食」680円
「レストラン四季」のメニューは、実に多彩です。
定食屋さんの枠に収まらず、「レストラン」の名前にふさわしく、さまざまなジャンルの料理が並びます。長年にわたって愛されてきた定番メニューを見てみましょう。
★ 日替わり定食(680円)——ダントツの人気No.1
毎日内容が変わる「日替わり定食」は、まさにこのお店の看板メニュー。ごはん・みそ汁・小鉢・メインのおかずという王道の構成で、その日その日の食材を活かした料理が楽しめます。
テレビで紹介された日の日替わりは、特大メンチカツ。


“特大”という言葉が示す通り、そのサイズはなかなかの迫力。衣はサクサク、中からは肉汁たっぷりの挽き肉がぎっしり。ボリューム満点で、食べ盛りの方にも、がっつり食べたい働き盛りの方にも大満足の一品です。680円でこのクオリティというのが、またたまりません。
日替わりなので、毎日来ても飽きない——それも、多くのリピーターを生む理由の一つです。
★ ハンバーグ——洋食の王道


洋食メニューの中でも特に人気が高いのが、ハンバーグです。ふっくらと焼き上げられた肉感たっぷりのハンバーグは、昔ながらのデミグラスソースとの相性も抜群。「子どもの頃に食べた、あの味」を思い出させてくれるような、懐かしくて温かい一皿です。
年配のお客さんから若い世代まで幅広く支持されているのも、このハンバーグらしさにあるのかもしれません。
★ 海老フライ——サクッとジューシー

もう一つの人気メニューが、海老フライです。プリプリとした海老に、きつね色のサクサクの衣をまとわせた一品。タルタルソースとの組み合わせは鉄板で、「ごちそう感」を気軽に味わえると好評です。
ランチタイムに海老フライが食べられる——それだけで、1日がちょっとリッチな気分になれそうですよね。
★ そのほかのメニューも充実

日替わり定食・ハンバーグ・海老フライ以外にも、豊富なメニューが揃っています。定食・丼物・麺類など、その日の気分や食欲に合わせて選べる幅広さが、幅広い客層に愛される理由の一つです。
「今日は何にしようかな」と悩む時間も、「四季」での食事の楽しみのひとつと言えるかもしれません。
一人で厨房に立ち続ける、店主・夫津木剛さん(74歳)
「レストラン四季」を語るとき、欠かせないのが店主・夫津木剛さん(74歳)の存在です。
津木さんは25歳で結婚したものの、その後離婚。以来45年間、ずっと一人暮らしを続けてきました。そして、なんと20年間、お店を1人で切り盛りしているのです。
仕込みから調理、接客、片付けまで——すべてを一人でこなす日々。74歳という年齢を考えると、その体力と精神力には頭が下がります。
毎朝厨房に立ち、その日の日替わりを考え、食材を仕込み、開店に備える。そして満席のお客さんに次々と料理を出し続ける。閉店後は片付けをして、また翌日の準備へ……。そんな繰り返しの中に、津木さんのお店への愛情と、お客さんへの真摯な気持ちが宿っているのでしょう。
「人情食堂」というコーナーのタイトルがぴったりのお店です。難しい言葉は何もいりません。一人の人間が、一生懸命に料理を作って、人を喜ばせる。それだけのことが、これほど多くの人の心を動かすのだということを、津木さんのお店は静かに教えてくれています。
一人で続けることへの苦労や孤独も、きっとゼロではないはずです。それでも毎日お店を開け、変わらない価格で温かい食事を出し続ける津木さんの姿は、「プロ」という言葉の本当の意味を体現しているように思えます。
「四季」が愛され続ける理由——変わらないことの強さ
40年間、価格を据え置き、一人で厨房に立ち続け、毎日満席になる。
「レストラン四季」の物語は、シンプルだけれど、とても力強いメッセージを持っています。
「変わらないこと」は、時に「古い」「時代遅れ」と思われることもあるかもしれません。でも、このお店が証明しているのは、変わらないことの「強さ」です。
流行を追わず、SNS映えを意識せず、ただひたすらに、今日も明日も美味しい料理を作り続ける。それが40年間のお客さんの信頼につながり、毎日の満席につながっている。
どんなに高級なレストランも、どんなに話題のニューオープンのお店も、「四季」が積み上げてきた40年分の信頼には、簡単にはかなわないのではないでしょうか。
大阪・茨木に行ったら、ぜひ立ち寄ってほしい一軒
「newsおかえり」の放送をきっかけに、「レストラン四季」の存在を知った方も多いはずです。
茨木市にお勤めの方や、阪急電車で通りかかる機会のある方は、ぜひ一度足を運んでみてください。お昼ごはんに680円の日替わり定食を食べるだけで、きっと何か大切なものを思い出せる気がします。
「ごはんって、こんなに温かいものだったっけ」——そんな気持ちを、夫津木さんのお店は静かに、でも確かに届けてくれるはずです。
店名:レストラン四季
住所:大阪府茨木市竹橋町2-2
電話:072-625-5889
営業時間:11:30~14:30、17:30~21:00
(月~土)
定休日:日
アクセス:阪急茨木市駅から271m
2026年5月4日放送「newsおかえり」人情食堂コーナーで紹介されたお店です。
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