皆さん、こんにちは!
朝日放送テレビ「林修と伊沢拓司の今日から大人。in福岡」(2025年9月27日、14:30分~)を観ていると、興味深い贅沢モーニングが紹介されていました。
福岡・博多の「食堂 おわん」の【朝食】炊き立て土鍋ご飯と明太子食べ比べ御膳です。
これがなんとも美味しそうで、林さんも、伊沢さんも、絶賛でした。
さすがに明太子食べ比べは博多ならでしょう。
炊き立て土鍋ご飯もいいですね。
詳しく見ていきましょう。
「食堂おわん」 “朝食ごちそう” 炊き立て土鍋ご飯+明太子食べ比べ!
公式HPより
この午前は朝食ですから、朝7:30からの提供です。
もちろん単なる和定食ではない。炊きたての土鍋ご飯をメインに、博多名物・明太子を6種食べ比べ、さらには 出汁茶漬けへの変化を織り交ぜた構成で、「朝食で旅の記憶を刻む」ことを軽々と実現してしまいますね。
まずこの朝食御膳の内容を整理すると、以下のような内容になっています。
(食べログ掲載情報より)
| 炊きたて土鍋ご飯 | 名前の通り、土鍋で炊き上げた熱々の白ご飯
| 博多明太子の食べ比べ6種盛り | “明太子”を6種類並べて、味の違いを楽しめる趣向
| 小鉢4種 | 地元素材・こだわり素材を用いた副菜的な小鉢4種
| 出し汁茶漬け | ご飯をお茶漬けとして味わえるよう、出し汁(出汁)付き
| 八女茶 | 食後のお茶に、福岡県・八女地方の茶を使用
その他、追加オプションも可能とのこと。
単品の出汁巻きも人気です。
公式HPより
価格は2,000円(税込)。提供時間帯は07:30~10:30とのことです。
なぜ「すごい朝食」と言われるのか──魅力要素の分析
店舗外観:REONレオンさんの写真(食べログ)
この御膳が“ただの和朝食”と一線を画す理由を、幾つかの視点から挙げてみます。
1. 土鍋炊きという演出と風味
“炊き立て”というだけでも響きがありますが、それを 土鍋で炊くというのがポイント。
土鍋は熱をゆっくり伝える特性があり、ご飯の粒感・甘み・香りを引き立てる。
また、目の前で“炊かれている感”を感じられる店側の演出性も高く、朝に “場” を演出する装置となります。
多くの朝食店では炊飯器で炊いたご飯を出すことが普通なので、「炊き立て + 土鍋」という組み合わせ自体がレア。
つまり、視覚・香気で期待値を立てつつ、実際に味でも違いを感じさせるという作戦です。
2. 明太子 “食べ比べ” という贅沢性
博多といえば明太子は名物ですが、普通の朝食で「明太子を複数種類並べて食べ比べる」ことはまずありません。
“6種盛り”として並べる、という構成だけでもインパクトがあります。
各種明太子の味・塩味・辛さ・調味液の風味の違いを比べられることで、ただ「明太子がある」以上の価値を提供。
明太子ファン、地元食材を愛する人、旅行者の “ご当地感” を求める人、いずれにも刺さる要素です。
6種の明太子:番組より
このように、名物を “選んで味わう” という体験性をプラスしているのが強みです。
3. 多層的な楽しみ方(変化とリズム)
ただ「ご飯+おかず+味噌汁」で終わり、ではなく、以下のように味わいに変化をつけられる構成になっている点が光ります:
最初は 土鍋ご飯+明太子+小鉢で純粋に “白ご飯のおかず” として楽しむ。
中盤、飽きが来たら 出し汁茶漬けとして、さっぱりと味を変えて食べる。
仕上げに 八女茶で余韻を残して締めくくる。
この「最初→中盤→後半」で味わいを変えるリズムが設計されており、朝の胃にも優しく、飽きさせない。
また、副菜の小鉢が “こだわり素材” という点も、単調にならないようにしている工夫でしょう。
4. ロケーション・時間帯での価値
朝7:30から営業しており、観光・ビジネス出発前の時間帯にも対応している点は使いやすさ。
博多市内・呉服町近辺という立地も、“朝食を外でしっかり食べたい人” に訴求する立地。
提供開始から時間のゆとりがあるため、丁寧な調理・演出を許す体制が敷ける。
5. コストパフォーマンスと “贅沢感”
2,000円という価格は、朝食としてはやや高めかもしれません。しかしーー。
明太子6種、小鉢4種、出汁茶漬け、土鍋ご飯 … 構成内容を見ると、単なる和朝食店よりも明らかに“多層構造”である。
追加オプション(卵、イクラなど)でさらに豪華にできる。
“体験性(見た目・味の変化・演出)” が強いため、価格以上の満足感を提供する可能性が高い。
こういう点を考えると、この価格帯でも “納得できる贅沢感” を感じさせる設計と言えます。
店名:食堂 おわん
住所:福岡県福岡市博多区冷泉町9-20
電話:092-292-0409
営業時間:07:30~23:00
朝食/7時30分〜10時
昼食/11時〜14時
夕食/17時〜23時
席数:24席(カウンター16席 テーブル4名×2席)
アクセス:呉服町(福岡県)駅[出口1]徒歩4分
まとめ
それにしても、まるでホテルや旅館の朝食でしょう。これがいつでも食べられるなんて、博多はいいですね。価格は2,000円ですけど、「朝だからこそ丁寧に」「名物だからこそ贅沢に」──その両立を高い次元で叶えた一膳と言えます。
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