皆さん、こんにちは!
本日は「大阪・関西万博」の日本食グルメ特集記事をお送りします。
万博も残り少ないですし。これから客足が一気に増える可能性もあるでしょうけどね。
大阪メトロ夢洲駅からすぐ。
「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとする大阪・関西万博――。そのテーマは、食の場にも色濃く反映されています。単なる「屋台」や「名物再現」だけでなく、テクノロジーの導入、サステナビリティ(持続可能性)、アレルギーや多様な食の選択肢への配慮など、「次世代の日本食」が集う場とも言えます。
ここでは、国内パビリオン&フードコートに焦点を当て、日本の食の伝統と革新がどう交わっているかを徹底研究します。
万博グルメ「日本の食」を徹底研究!国内パビリオン&フードコート
国内パビリオンで体感する「未来の日本食」
● ONIGIRI WOW!(象印マホービン)
「炎舞炊き」の炊飯ジャーで炊いたご飯を、おにぎりロボットが握るという演出的にも未来感のあるお店。
メニューは定番のおにぎりから、青森の帆立りんごバター、スイスとのコラボ「チーズフォンデュ」をテーマにしたおにぎりなど、約48種類。価格帯は定番450円〜、世界テーマで650円など。
食べる行為が“体験”になるよう工夫されており、視覚・香り・味の両面で他とは違う印象を与える。日本の“おにぎり”というワードの幅を広げる場となっています。
● スシロー未来型万博店
養殖100%の魚介を使ったサステナブルな寿司を提供。限定ネタとして「陸上育ちの磯まもりウニ包み」などがあり、万博ならではの特別感あり。
回転寿司チェーンとしての親しみやすさと、未来型・限定性とのバランスが取れており、家族連れや寿司好きに訴求力が高い。
● 発酵ダイニング ~ハッショク~
味噌・醤油・麹など日本の発酵食をテーマにしたカフェレストラン。伝統的な素材を見直し、新しい形で提供することで“健康志向”や“文化の再評価”を促す。
● GF RAMEN LAB 大阪・関西万博店
グルテンフリー対応のラーメン屋。米粉麺や専用工場でつくられたスープを使うなど、アレルギーや食の制限を持つ人への配慮が行き届いています。日本食の“普遍性”を広げる試み。
● 近畿大学水産研究所 大阪・関西万博水上広場店
完全養殖「近大マグロ」やハイブリッド魚「クエタマ」など、海産物の未来を感じさせるメニューを提供。生の魚を味わえるという日本食の原点に立ち返りつつ、環境負荷や養殖技術を意識した構えがあります。
● まねき未来スタジオジャパン ― 究極のえきそば
姫路の名物「えきそば」を万博向けにブラッシュアップ。「究極のえきそば」(3,850円)という高級版メニューが注目。牛肉を使うなど、伝統の味を“万博スペシャル”に昇華させています。
フードコートに見る「日本の食の多様性と日常性」
● サスティナブルフードコート 大阪のれんめぐり ~食と祭EXPO~
会場最大級、約1,000席を誇る巨大なフードコート。大阪王将の餃子、たこ焼き、串カツだるまの串カツ、神座のラーメン、スイートポテトスイーツ等、大阪ならではの“ソウルフード”が並ぶ。歩き疲れた時に気軽に立ち寄れる「安心感」がありますね。
配膳ロボットの導入など、未来技術の体感要素もあり、ただ食べるだけではない体験の場としても機能。
● 飲食エリア「リングサイドマーケットプレイス東・西」「ORA外食パビリオン『宴〜UTAGE〜』」
多様な店が集まるため、家庭的な定番メニューから創作・限定メニューまで選択肢が広い。価格帯、メニュー内容のばらつきがあることで、来場者の目的やペースに応じて使い分けができます。
● 有料座席制度の導入
フードコート「大阪のれんめぐり」には、50分550円で使える予約制の有料席(約450席)が設けられています。混雑時には「座る場所を確保する」ことも重要な要素。快適性が“商品付加価値”として加わっている点が興味深い。
注目ポイント・回る順序のヒント
来場者として、「何を優先して食べるか」「どう回るか」が満足度に直結します。以下、回遊ルートやタイミングの工夫、注目メニューの“外さない”ポイントをいくつか提示します。
まず 国内パビリオン系(ONIGIRI WOW!、スシロー未来型、発酵ダイニングなど)を開場早めの時間帯に訪問する。混雑が少ない時間帯で、選択肢が揃っているうちに体験を確保するのがベスト。
フードコートは昼時と夕方のピークを避ける。例えば、昼前(10〜11時台)、または夕方(16〜17時頃)が狙い目。かつ、有料座席の活用を検討することで快適性アップ。
限定メニュー・地域性重視のものは、売り切れや提供時間制限があるケースも多いので、チェックを事前に「万博公式アプリ」などで確認を。
食後休憩を兼ねて、リングサイドマーケットプレイスなど広めの飲食エリアを散策。食べ歩きできる軽食系もここで取り入れると、体力も視点も保てる。
締めくくりに
大阪・関西万博は、日本食の「伝統」だけでなく、「未来」や「新しい価値」が見えるフェスティバルです。“おにぎりロボット”“発酵食”、“サステナブル素材”、“限定メニュー”といったキーワードは、単なるトレンドではなく、日本食がこれからさらに多様な人々の手に届き、かつ世界に発信されていくためのヒントをたくさん含んでいます。
「日本の食」を楽しみたい来場者にとって、国内パビリオンとフードコートは、その両極(伝統と革新)の豊かなスペクトルを体感できる場所。食べ物そのものだけでなく、作り手の思い、生産の背景、体験としての演出、未来への試み――こうした要素を味わうことが、この万博の“大きな価値”でしょう。(海外パビリオンについては別記事で)
関連記事です↓こちらもお読みください

コメント