はらぺこツインズはなぜ事務所を退所したのか?うつ病・入院・休止の裏側に迫る

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皆さん、こんにちは!

2026年3月20日、人気大食いユーチューバー「はらぺこツインズ」が、3月末をもって現在の所属事務所を退所すると発表しました。チャンネル登録者数55万人を超える大食い界のトップユーチューバーとして知られる双子姉妹に、昨年から続いていた試練——活動休止、入院、そしてうつ病の公表——が、ついに事務所との別れというかたちで一区切りを迎えました。なぜここまでの事態に至ったのか。これまでの経歴とともに、その背景を深掘りしていきます。

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「はらぺこツインズ」とは何者か——華々しき経歴

写真引用:Smart FLASH[光文社週刊誌]

はらぺこツインズは、三重県出身の一卵性双生児・小野かこ(姉)と小野あこ(妹)による大食いユーチューバーユニットです。1991年8月3日生まれの現在34歳。「二人で20kgを食べる大食い双子」というキャッチコピーで知られ、その爆食ぶりは見ているだけで圧巻です。

二人の大食いの才能は、実は長年にわたるスポーツキャリアと切り離せません。中学・高校・大学と10年間にわたり陸上競技に打ち込んだ「超人ツインズ」でもあります。中学時代には4×100mリレーで全国優勝を果たし、姉・かこは高校時代に走り幅跳びと棒高跳びで東海新人優勝、妹・あこは七種競技でインターハイ3位という輝かしい成績を残しました。ともに日本体育大学に進学し、関東インカレや日本インカレにも出場。食欲だけでなく、その身体能力も常人を超えていました。

大食いの才能に気づいたのは大学生の頃です。友人と食べ放題に行った際、「自分たちだけが制限時間まで食べ続けていた」という経験がきっかけでした。その後、大食い大会に参加してみると、2017年のテレビ東京「元祖!大食い王決定戦」でかこが優勝、あこが準優勝というワンツーフィニッシュを達成。この結果と、大食いユーチューバー・木下ゆうかの影響などを受け、2017年末にYouTubeチャンネルを開設しました。

チャンネルの成長スピードは目を見張るものがありました。開設からわずか半年余りで登録者10万人を突破し、そこから1年足らずで30万人に達しました。2019年には「好きな大食い系ユーチューバーランキング」(gooランキング)で3位にランクイン。2020年からはテレビ東京「デカ盛りハンター」に定期出演が決定し、テレビとYouTubeを行き来するマルチな活躍を見せるようになりました。2021年には大食いタレントたちの中で「新世代筆頭」とも評されています。TBS「世界くらべてみたら」など人気番組への出演も重ね、全国的な知名度を獲得。登録者数は55万人超にまで成長しました。

突然の活動休止——何が起きていたのか

そんな「順風満帆」に見えたはらぺこツインズに、異変の兆しが現れ始めたのは2025年秋のことでした。活動休止発表の約1ヶ月前、TBS「世界くらべてみたら」に出演した際、視聴者の目には「明らかに普段よりペースが遅い」「二人とも体調が良くないのでは」という懸念の声が上がっていたといいます。

2025年10月24日、かこはインスタグラムで「はらぺこツインズ(小野かこ/小野あこ)活動休止のご報告」を投稿しました。その内容は衝撃的なものでした。妹・あこについては「先月より体調が思わしくなく、病院で診察を受けたところ、医師の判断により即時入院となりました」と伝え、かこ自身も体調不良が続いていることを明かした上で、「回復を最優先に考え、活動を一時休止させていただく運びとなりました」と綴っています。

「即時入院」というワードは、ファンに大きな衝撃を与えました。SNSには心配と励ましのメッセージが殺到し、同時に「大食いが原因では」という憶測も広がりました。しかし二人は以前から過食嘔吐については「私達姉妹は摂食障害ではないですし過食嘔吐もしていないです」と明確に否定しており、この段階でも摂食障害の噂はあくまで根拠のない憶測でした。

病名を公表——うつ病との長い闘い

活動休止発表から約3週間後の2025年11月11日、二人はYouTubeチャンネルを更新し、「【ご報告】活動休止の本当の理由をお話しします。」と題した動画を公開しました。そこで語られた内容は、ファンの胸を打つものでした。

まず妹・あこが入院の経緯を説明しました。「主な原因なんですけど、ストレス性胃腸炎になって。慢性的な胃の不調もあった。それに椎間板ヘルニアも加わって、長年患ってる病気もあって、もうそれが全部重なっちゃって今回の入院になりました」と語り、大食いとは直接関係のない複合的な体調不良が重なったことを明かしました。「大食いは関係ない」という言葉に、視聴者からは「涙が出た」という声が多数寄せられました。

そして姉・かこも、自身が長年うつ病を患っていたことを初めて公表しました。「診断された時は重度のうつ病で既に手遅れでした」と振り返り、診断後に2年間の引きこもり生活を送ったことも明かしています。「興味関心がなくなり、すべてがつらくなった」「周囲に迷惑をかけたくなくて、隠していた」という言葉は、明るく元気いっぱいに見えていたかこの苦しみがいかに深いものだったかを物語っています。

動画の中でかこは「自分たちの管理の甘さによって起こったことやから」と自分を責める言葉を口にしながらも、「今回はたくさんの方にご心配とご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳ございませんでした」と謝罪しました。あこは動画の終盤で「動画を上げなきゃっていうプレッシャーから解放された気がします」と語り、かこも「ゆっくり治して、自分たちが楽しめるペースを見つけたい」と話しています。

この告白動画のコメント欄とSNSには、数千件を超える応援のメッセージが集まりました。「辛かったでしょう」「本音を話してくれてありがとう」「また笑顔で食べる姿が見たい」——視聴者はただファンとしてではなく、人間として二人の回復を願う気持ちを届けました。

大食いユーチューバーの宿命——プレッシャーという見えない重圧

今回の一連の出来事が浮き彫りにしたのは、大食いユーチューバーという職業が抱える特有のリスクです。常に視聴者に「驚き」と「成果」を提供し続けることを求められ、アルゴリズムが過激な企画を優遇する構造の中で、限界を超えることが「当たり前」になってしまいます。特に大食いジャンルは身体への負担が大きく、職業病とも言える問題を抱えやすいジャンルです。

あこが語った「動画を上げなきゃっていうプレッシャー」という言葉は、多くのコンテンツクリエイターが共感するものではないでしょうか。登録者55万人のチャンネルを維持するプレッシャー、テレビ出演など対外的な活動との両立、撮影・編集という裏方の作業——それらすべてを二人でこなしながら、かこはうつ病という重い病を抱え続けていました。

「自分たちが管理できるキャパを超えてしまった」というかこの言葉は、あの頃の苦しさを端的に表しています。

復帰から退所へ——8年間の感謝とともに

活動休止から約2ヶ月後の2025年12月11日、二人はYouTubeチャンネルで復帰動画を公開しました。少しずつ回復し、再び二人でカメラの前に立てたこと——ファンにとっては待ちに待った報せでした。

そして2026年3月20日、両名はそれぞれのSNSを更新し、3月末をもって所属事務所(Hash Tag Inc.)を退所することを発表しました。あこは「3月をもって現在の事務所を辞める事となりました。それに伴いお手紙やプレゼントを今後お受け取りする事が出来なくなります。8年間たくさんの愛をありがとうございました」と綴っています。

退所の詳細な理由は現時点で明かされていませんが、2025年秋からの一連の体調不良・闘病・復帰という大きな転機を経た上での決断と考えると、自然な流れとも受け取れます。事務所の管理下でこなしてきたさまざまな仕事やスケジュールから離れ、自分たちのペースで活動を続けるための選択——それがこの退所の意味するところかもしれません。

重要なのは、この退所が「引退」ではないということです。二人はそれぞれ「YouTube活動は変わらず続けていきたい」「マイペースに続けていく予定」と明言しています。ファンが最も恐れた「もう見られなくなる」という事態にはなっていません。

これからのはらぺこツインズへ

8年間という月日は短くありません。2017年の大食い王決定戦での快挙、チャンネル開設、10万・30万・50万人突破のたびに沸いたファンとの記念配信、テレビ番組への出演、全国のグルメを食べ歩いた旅の動画——すべてが事務所との8年間の歩みの中にあります。

うつ病という見えない病と向き合いながら、笑顔で食べ続けてきた二人が、ようやく「自分たちが楽しめるペース」を探す段階に入りました。それは苦しい後退ではなく、真の意味での再出発ではないでしょうか。

かこがインスタグラムで語ったという言葉——「これからもあこと二人で動画撮影・編集を続けること、更新頻度はゆっくりになること」——は、新しいはらぺこツインズの姿を予感させます。

ファンにできることは、急かすことなく、ゆっくりと温かく見守ることです。また二人が笑顔で「いただきます」と言う瞬間を、楽しみに待ちましょう。

(参考:日刊スポーツ(2026年3月20日)、Wikipedia「はらぺこツインズ」、各種報道・本人SNS投稿より)

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