佐賀県・唐津市の沖合に浮かぶ小さな離島、松島。
漁業を中心に暮らしが営まれてきたこの島に、いま全国から食通が足を運んでいます。それが「リストランテ マツシマ」です。テレビ番組『ナニコレ珍百景』でも取り上げられたことでさらに注目を集めたこの店は、人口わずか40人ほどの島に似つかわしくないほど本格的なイタリアンを提供し、訪れる人を驚かせています。まさに奇跡か?
「リストランテ マツシマ」離島に咲く本格イタリアンの奇跡!
【Ristorante MATUSHIMA】(リストランテマツシマ)は松島出身のオーナーシェフが腕を振るう、地元の食材と郷土愛が溢れるイタリアンレストランです。
松島の新鮮な魚介類をふんだんに使用し、地元ならではの味わいを堪能できます。特に料理には、水深5メートルの海底から湧き出るミネラル豊富な塩水を6時間以上かけて蒸発させて作った、こだわりの塩を使用。この塩は、自然の恵みをそのまま凝縮した味わいで、料理に深みと奥行きを与えています。
毎年4月から10月の期間限定で営業。鮮度抜群のアワビやウニを使用したカルパッチョやアクアパッツァ、リゾットなど、松島の海から直接届いた旬の食材を使ったコース料理は、まさにこの地ならではの究極の美食体験です!
島の豊かさを皿の上に表現
「リストランテ マツシマ」が特別なのは、ただ本格的なイタリア料理を離島で食べられるという珍しさに留まりません。島の自然と共鳴する食材選びと料理人の感性が、ここでしか味わえない一皿を生み出しています。
目の前に広がる玄界灘は、新鮮な魚介の宝庫。鯛やアラ、サザエといった地元で揚がる海の幸はもちろん、島の畑で育つ野菜やハーブも料理に活かされます。シェフがイタリアで学んだ技法をもとに、日本の風土を重ね合わせることで、イタリアと松島の“幸福な出会い”が一皿の上に表現されているのです。

しお66さんの写真:食べログ
旅の目的地としてのレストラン

出典:九州旅ネット
この店を訪れるためには、唐津から船で松島へ渡る必要があります。船旅のわずかな時間さえ、非日常を味わう大切な要素。島に着くと、のどかな漁村の風景が広がり、観光地化とは無縁の静けさが迎えてくれます。その中に現れる洗練されたリストランテは、まるで秘密の隠れ家のよう。わざわざ足を運ぶ価値がある“旅の目的地”としての存在感を放っています。
一皿ごとに物語がある

番組より
コース料理は、前菜からデザートまで一貫して物語性を感じさせます。例えば、地元漁師が今朝水揚げした魚をカルパッチョでいただけば、海と人の営みを舌で感じられる。島で摘まれたハーブの香りは、風に揺れる緑を想起させる。シェフの手仕事によって、単なる食事を超えた体験が紡がれていきます。
その一皿一皿には、島に暮らし、島と共に生きる人々へのリスペクトが込められているのも魅力。食べ終える頃には、松島という土地そのものに親しみを覚える自分に気づくでしょう。
特別な時間を過ごすために
「リストランテ マツシマ」は観光ついでに立ち寄るというよりも、ここを訪れること自体を旅の目的に据えたい場所です。席数は限られているため、予約は必須。離島という立地上、アクセスも容易ではありませんが、そのハードルこそが特別感を演出し、訪れた人にかけがえのない時間を与えてくれます。
離島で過ごすひととき、潮風と静けさに包まれながら味わう一皿の幸福──それこそが「リストランテ マツシマ」の最大の魅力です。美食を求めて遠路足を運んだ人々が一様に笑顔で島を後にするのも、納得できるでしょう。

また、島には、極上のグランピング体験ができる【ON THE CLIFF】があります。
【ON THE CLIFF】は、1日1組限定のプレミアムグランピング施設で、静かで特別な自然の隠れ家を提供しています。大きなドーム型のテントはまるで秘密基地のようです!
高台に位置し、訪れる人々のテンションをグッと引き上げてくれます。目の前に広がる玄界灘の壮大な景色も堪能できますよ。
まとめ
どうやら予約を取るのが困難なようです。でも、小さな離島なのに大人気。これはテレビで取り上げられるのも当然でしょうか。ぜひ行ってみたくなりましたね!釣りやクルージングも楽しめるみたいです!


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